ライフカードが展開する"実際のカードが発行されない"Visaプリペイド『Vプリカ』。ネットショッピングなどにおいて通常のクレジットカードと同様に使えるにもかかわらず、発行時の本人確認や審査といった面倒な手間を経ずして取得できる、便利なサービスです。
従来は公式サイトでのみの販売となっていましたが、各種コンビニに設置されている端末で購入できるようになったのが、つい先日のこと。現金さえあれば、コンビニで24時間365日Vプリカを手に入れ活用できるようになりました(対応店舗はこちらから)。
そこで、Vプリカがあると何が便利なのか、クレジットカードと比較して紹介します。いまクレジットカードを持っている人も持っていない人も、思い当たる活用シーンがあるはずです。
まずは小手調べ。
Vプリカは、「実際のカードは発行されない」という点で、実物のクレジットカードにつきものの物理的なトラブルから解放されます。例えば、磁気カードにつきものの「読み取り不能」のトラブル。過去記事ではそうした問題の解決策としてセロハンテープで補修するという方法を紹介していますが、そんな応急処置を覚えておく必要はありません。
当然といえば当然ですが、紛失してしまったらどうしよう、必要な時に使えなかったらどうしようと思い悩むことがないのは、非常にストレスフリーです。
それでは、クレジットカードだからこそのメリットを、Vプリカはどう満たしてくれるのでしょうか。 ●オンラインでの買い物がラクVプリカは、Visaマークのあるオンライン加盟店でクレジットカードと同様に利用できます。例えば、ライフハッカーの兄弟サイトKotakuでは、Vプリカを活用できるものとして、いくつもの海外サイトを挙げています。
おもちゃからアパレルまでギーク路線のアイテムがひしめき合うThinkGeek、ゲームコントローラ石けんやマリオキャラクターピアスなどハンドメイドな限定少数生産品が選べるEtsy、日本語で激安特価な自転車パーツが買えるWiggle、日本では発売されそうにない洋ゲーがゲトれるSteam、日本まで送ってくれる品は限られるけど安さがハンパないAmazon.comやAmazon.co.ukといった海外通販サイト
確かにEtsyでのネットショッピングができるのは便利。例えば、Pinterestで見つけた気になるアイテムも、Etsyへの購入リンクがついていることが多いです。
SNSを活用して海外のアイテムにふれているユーザーにとって、Vプリカは重宝する存在だといえるでしょう。
また、同じく兄弟サイトTabroidではAndroidスマートフォンユーザー目線の活用方法、Google Playでのアプリダウンロードに便利だと紹介しています。
●ネットショップの「コスト」を省けるGoogle Playで有料アプリを買うときは、ふつうキャリアの決済サービスかクレジットカードを利用します。が、決済サービスは毎回パスコードの入力が必要
クレジットカードを持っていない、あるいは使いたくないという人がネットショッピングをしようとすると、代引き手数料などの料金コストがつきものです。Vプリカであれば、クレジットカードと同様の手順で購入ができるため、そうした手数料はかかりません。
●クレジットカードにつきもののオプションは、Vプリカには「ナシ」クレジットカードを契約しようという際、「オプション」を気にする人も多いと思います。ポイント還元や他サービスとの連携など種類はさまざまありますが、Vプリカについてはそうしたサービスはなし。ここは、クレジットカードに長あり、といったところです。
続いて、クレジットカードならではの「デメリット」に対しては、どうでしょうか。 ●発行に時間がかからないクレジットカードの発行には、審査から発行までとても1日では終わるものではありません。しかしVプリカならば、ネット上もしくはコンビニですべての手続きが完了します。コンビニの端末での購入手順は、
- コンビニの端末で購入する金額を選択
- レジで支払い
- アカウント開設後、発行コードを受け取る
- サイトの「Myページ」でコードを入力し、Vプリカを発行
と至って簡単。実際にコンビニでの発行に要した時間は、わずかに数分間程度でした。また、ネットでの購入手順は、
- アカウント開設(必要な個人情報は氏名と性別、メールアドレス、電話番号くらいのものです)
- サイトの「Myページ」から購入(金額を選択)
- 支払方法を選択(クレジットカード、銀行振り込み、コンビニ払い)
- 支払い完了後、すぐにVプリカを発行
と、こちらも手軽です。
●セキュリティの対策もされている「実物のカードがない」Vプリカならば、クレジットカードにつきものの紛失の不安がないことは先述した通りです。さらに、いくつものセキュリティ対策が講じられています。
- カード番号は「使い切り」なので、購入金額を使い切ったらカード番号も自動的に無効になる
- 使っている間も、不安に思ったらいつでもすぐにカード番号を変更(再発行)できる
- 使わないときには自分でカードをオフにできる「セキュリティロック」機能も実装
さらにVプリカは、プリペイドカードとしてはじめてVISA認証サービスに対応。厳重なパスワード管理で、安心して買い物ができます。
こうして見てみると、クレジットカードと同等、もしくはそれ以上の安全が担保されているといってもいいでしょう。
●プリペイド式なので、金銭感覚が失われる不安がないVプリカの購入金額は、3000円、5000円、1万円、2万円、2万9000円の5通り。限度額を超えて使うことはできないので、使いすぎの心配はありません。
ライフハッカーでは過去に「クレジットカードの利用額は、25%以下にとどめることが望ましい」という内容の海外記事を紹介していますが、そうした管理も必要なくなります(※友人や家族に贈れる「Vプリカギフト」は、500円、1000円のものも購入できます。詳しくは後述)。
●年会費はかからない。けれど...購入に際しては、200円の手数料がかかります(上記Vプリカギフトの500円、1000円の場合は100円)。ちなみに、ライフカードでの決済では、購入手数料は無料になるようです。
必要なのは上記の金額のみで、年会費はかかりません。これならネットショッピングでの買い物で代引き払いをするよりオトクかも。ただし、3カ月以上利用しない場合には、その翌月から毎月125円が残高から引き落とされます。この点だけは注意が必要です。
■まとめの、まとめすでにクレジットカードを持っているという方も多くいると思います。それならば、あえてVプリカを使うメリットは何か。
まず、クレジットカードでの買い物ではお金の使いすぎが心配だという人にとって、プリペイド式は不安を軽減させてくれるでしょう。
内緒で買いたいものがあったとしても、クレジットカードの明細が送られてくる、なんてこともありません。ネットショッピングでクレジットカードを使うのはイヤだけど、代引き手数料もイヤだ、という人にとって、これまでの不満を解消してくれるツールだといえるでしょう。その他のVプリカならではのサービスとして、メッセージを添えてプレゼントすることができるVプリカギフトもあります。相手のメールアドレスさえ分かれば購入できるので、ご祝儀替わりにVプリカギフト、なんていう使い方もできそうです。
前述したKotakuではゲーム・アニメ好きな人に刺さる使い方を、TabroidではVプリカの金額にあわせたAndroidアプリのおすすめパッケージを提案しています。公式サイトとともに参考にしてください。
また、現在、Vプリカを購入すると、抽選で100名に1万円分のVプリカギフトが当たるキャンペーンが実施されています(9月30日まで)。詳細はこちらからご確認ください。
(年吉聡太)