「Goo Gone」は、アメリカでは割とポピュラーな、シールやテープの粘着剤をきれいに落とせる油性洗浄剤です。日本ではなかなか手に入らないものですが、愛用者がたくさんいるほど効果はバツグン。そんなGoo Goneの代用品を、ガソリンと柑橘系のオイルを使って手作りしてしまった人がいました。
世界には何でも手作りしてしまう人がいるものです。
Photo by Inha Leex Hale.倹約生活ブログ「The Simple Dollar」でTrent Hammさんが、ガソリンと4種類の柑橘オイル(シトラス)を混ぜてスプレーボトルに入れることで、「Goo Gone」の自作に成功したというレポートがありました。まずは柑橘オイルを作ります。約3.7リットルの水に3種類の柑橘類の皮を入れ、密閉した状態にします。容器のフタをしっかりと締めるとガスが溜まります。ガスが一杯に溜まったら、大さじ2杯程度水を足してまたガスを溜めます。地道な作業です。10日後に皮を取り出したら、柑橘オイルのできあがり。あとは、ガソリンと一緒にスプレーボトルへ入れるだけです。
市販の「Goo Gone」ほど強力な洗剤ではないかもしれませんが、半分くらいの効果はあるそう。家に車があって、オレンジやみかんを食べる習慣があるなら、手作りするのに特別なお金がかからないので試してみてはいかがでしょうか。もちろん、柑橘オイルの自作からはじめずに、市販のものを使ってもいいでしょうし、一度で使い切るのであれば、ガソリンではなくウォッカやお酢などでも代用できます。ガソリンはちょっと...と思う方は、まずはこちらで試してみては。
ちなみに、「Goo Gone」の現品のパッケージにもありますが、はがし液は可燃性ですので、くれぐれも火気厳禁にて、使用の際は取り扱いに注意してください。
The Frugal Geek's Toolbox | The Simple Dollar
David Galloway(原文/訳:的野裕子)