2012年6月現在、SNSといえばTwitterやFacebookがメジャーです。最近ではPinterestといったSNSも登場しています。しかし、ビジネス特化型SNSである「LinkedIn」を忘れてはなりません。日本語対応して半年以上が経ちますし、自分のビジネスネットワークを広げるツールとして導入してみてはいかがでしょうか?
LinkedInがほかのSNSと違う点は、以下の4点です。

Facebookの知り合いかも?と同様、LinkedInでは「もしかして知り合い?」欄がホーム画面の右側に表示されます。LinkedInは共有するコミュニティ(同じ会社、業種、学校など)や、あなたがインポートした連絡先一覧のメンバーをもとに候補を表示。そのため、Facebookとは違った人が候補として挙がってきます。

LinkedInには「推薦」という機能があります。これは同僚、ビジネスパートナーなどから受けるあなたの業績へのフィードバックやコメントのこと。推薦を受けた人はそうではない人に比べてLinkedIn内で検索される確率が高くなります(詳しくはこちら)。自分のキャリアアップや人脈構築のためにも、推薦を受けておきましょう。

LinkedInでもつぶやきから近況を報告できます。これはTwitterとも統合できますが、プライベートなつぶやきをLinkedInに流したくないという人もいると思います。その場合は、「アクティビティ > Twitter設定」に進み、「#in または #li を含むつぶやきのみを共有する」チェックボックスを選択します。これで、LinkedInをビジネスだけに特化して利用できます。


LinkedInには「グループ」と呼ばれるコミュニティ機能があります。グループ内では、自分のコンタクトに入っていない人とも直接メッセージでやりとりできます。グループはキーワードで検索できるのはもちろん、「おすすめグループ」としてLinkedInが推薦してくれます(詳しくはこちら)。グループには「プロジェクトマネジャー」や「パブリッシャー」といったさまざまなコミュニティが存在しています。グループに参加するメリットは、より自分のビジネスに必要な人脈を構築しやすくなるという点です。
ここからは、「興味があるけどまだアカウントを持っていない」という人のために、LinkedInの登録方法をご紹介します。
■LinkedInの登録方法

はじめてLinkedInにアクセスすると、メンバー登録画面が表示されます。ここで、姓名と登録したいメールアドレスを入力して「メンバー登録」ボタンをクリックします。

続いてプロフィールを作成します。居住地や役職、会社名などを入力します。現在のステータス欄では、「会社・組織勤務」、「求職中」、「学生」から選べます。

プロフィール作成が終わると、登録したメールアドレスの承認を求められます。例えばGmailの場合は、Googleアカウントへの許可を求められるので「承認」をクリック。登録したメールアドレスに招待メールが届くので、本文URLをクリックしてLinkedInにサインインしましょう。

LinkedInをやっている知り合いが何人か候補として表示されるので、知り合いを自分の人脈(LinkedInでは「コンタクト」と呼ばれます)に追加しましょう。まだLinkedInを始めてない人を調べるには、メールアドレスから検索します。このステージはスキップ可能です。

コンタクトの登録が終わったら、自分のプロフィールページをソーシャルなつながりで共有しましょう。FacebookもしくはTwitterで共有できます。このステージもスキップ可能です。
ベーシック(無料版)とプレミアム(有料版)についての案内が表示されます。プレミアム版ではプロフィールを保存・管理できるプロフィールオーガナイザー、プロフィール閲覧ユーザーのチェック機能など、ベーシックタイプより機能が拡充されています(詳しくはこちら)。
続いて職歴や学歴などを入力します。入力は必須ではありませんが、できるだけ多くの情報を共有したほうが、より多くの人に見てもらえます。

すべてのプロフィール項目に入力が終われば、プロフィールの完成です。あとは自分の会社・出身校で検索して自分のネットワークを増やしていきましょう。
以上、LinkedInの設定方法・主な機能を説明してきました。既存のSNSはプライベート用として利用し、LinkedInは「ビジネス用SNS」として利用するというのもアリかと。まだ始めていない方は、これを機にアカウント作成を検討してはいかがでしょうか。
(安齋慎平)