待ってた! 待ってたよ!

ライフハッカーでも以前ご紹介した、富士ゼロックスのクラウドサービス「SkyDesk」が、昨年12月に、Androidユーザーへ嬉しいお知らせを寄せてくれました。そう、SkyDeskスマートフォン版ポータルがiOSだけでなくAndroidにも公式対応したのです。

しかし、Desireユーザーの私はリリースページを見てがくりと膝をついたわけです。

スマートフォン版のサービス(Android)

Android OS 2.3

480× 800ピクセル以上、720×1280ピクセル以下のマルチタッチスクリーン

ああ、Desire君は未だに2.2。rootをとってあるのでカスタムROMを入れる選択肢もありますが、現状のROMで安定稼働中。できればアップデートせず、2.2のまま使いたい。ここはひとつ、Android 2.2でもちゃんと使えるかどうか、確認してみることに致しました。

 

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SkyDeskのトピックページによると、スマートフォン版ポータルで利用できるのは以下の4機能。

  • SkyDesk Calendar(スケジュール管理)
  • SkyDesk Mail(メール統合管理)
  • SkyDesk Docs(文書共有管理)
  • SkyDesk CRM(顧客管理)

キャプチャを交えながら、操作感を解説していきましょう。

■シンプル軽快なカレンダー

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※マウスオーバーでタップ時の挙動を再現します

まずは、ホーム画面最上段のカレンダー。その日の予定数は赤地の数字でお知らせ。右端の矢印をタップすると、右からスイッとメニューが登場(上の画像へマウスオーバーすると疑似体験できます)。「+」は新規予定追加、「01」は今日の日付へジャンプ、右端のカレンダーアイコンは月表示へのリンクになります。各画面は以下のキャプチャにて。

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※クリックで拡大

アイコンが分かりやすいため、初めてでも直感的にスムーズに操作できました。また、ブラウザなので、戻るボタンで確実に元の画面(ページ)へ遷移するのが地味ながら便利です。Googleカレンダーとの同期方法は以前紹介しましたから、ご参照ください。ちなみに、複数のカレンダーをスマホで表示させるには、PCから(もしくはスマホからPC用のSkyDesk画面へアクセスし)SkyDesk Calendarへログインし、各カレンダーを表示させる必要があります。「スマホページでみたら、入ってるはずの予定が出てこない!」という場合は、おそらくこの設定変更で解決します。

■1GBから5GBに容量が増えたメールもサクサク

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※マウスオーバーでタップ時の挙動を再現します

お次はメール。こちらは右端の矢印をクリックすると、左から「受信トレイへ移動」「新規メール作成」「フォルダ表示画面へ移動」と3つのアイコンが表示されます。

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受信トレイはこんな画面。自分で設定したフォルダ毎の一覧はもちろん、個別のメールに付与できるタグ毎のメール一覧、デフォルトのビューには「未読メール」「フラグ付きメール」の一覧が見られるようになっています。デスクトップと同様、読み込みが速いです。スマホでの閲覧でもストレスを感じさせないかと。

■Docsは書類の種類毎に一覧できるのが便利

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※マウスオーバーでタップ時の挙動を再現します

次はDocsです。こちらは矢印をタップすると、左から「最近のドキュメント」「Writerの書類一覧」「Sheetの書類一覧」「Showの書類一覧」へのリンクとなっています。

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矢印を押さずに、Docsの帯をタップすると8種類のビューが一覧できます。SkyDeskユーザーにはおなじみですが、「共有した・された」で一覧できるのは、パッと見たときに迷わなくて便利です。ドキュメントのオーナーって言われてもピンときませんから。

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Writerの書類をAndroidのブラウザで開くとこのような見え方になります。余計なリダイレクトもなく、ファイル名を選択するとサッと表示されました。

■スマホでのタスク追加も簡単なCRM!

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一番下は「CRM」。こちらはいわゆる顧客管理アプリです。こちらも以前ライフハッカーで紹介しましたね。スマホで使うには、一度PC側で利用しておく必要がありますので、過去記事を参照してタスクやデータの登録を行ってください。すでにCRMをご利用なら、すぐにスマホでも使えます。ちなみに、スマホ版CRMのUIではタスク管理に特化した仕様になっています。CRMの帯をタップすると、「今日のタスク」と「今日の予定」がそれぞれ最大5件表示されます。あんまり多すぎると萎えてしまいがちですが、この画面に映ったものから、逐次処理していけばいいと思えば、ちょっと気が楽です。また、右上の「移動」からCRMの各機能・情報へとリンクできます。

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CRMのホーム画面から「新しいタスク」ボタンをタップすると、上のような画面へ。PCからはもちろん、出先や移動時間中に思い出したタスクをパッと入力するのに便利です。

■Cardsはメール添付で名刺を登録可能

Cardsは、名刺画像をOCRでテキストデータとしても管理できる機能です(参照過去記事その1その2)。iPhoneにはCardsのアプリ「SkyDesk Cards」がありますが、残念ながらAndroid版にはありません。でも、メールインという機能の活用で補完できるのです。

メールで登録

設定画面の[メール設定]タブでメールイン設定を「利用する」にチェックを入れると、表示されるアドレスへ画像を添付ファイルとして送信することで、名刺を登録できるようになります。JPEGファイルのみ登録できます。

その方法は以下にて。

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まずPCでSkyDeskへログインし、「設定>Cards」をクリックします。

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「メール設定」のタブを選択し、メールイン設定の「利用する」へチェックを入れます。その右側に生成されているメールアドレスへ、JPGで撮影した名刺画像を添付して送ると(件名・本文は不要)、自動的にCardsへ登録してくれます。実際にやってみたところ、メール送信から3分程度でCardsへ反映されました。複数の画像を1通のメールで送ると、最初の1枚だけ登録されるので、複数登録する場合は添付を一枚ずつ送りましょう。

一通りレビューしたとおり、心配していた「Android 2.2では動作しない!」などということもなく、試したすべての機能は問題無く2.2搭載のDesireでも利用できました。また、スマホでの閲覧にかなり最適化しているようで、読み込みが非常にスムーズでした。容量不足で重いアプリが入れられない端末でも快適に利用できますよ。実際にその快適具合を確認したい方は、無料のSkyDeskアカウントを取得の上お手元のスマホでお試しあれ。

SkyDeskの公式Twitterアカウント「@FujiXerox_SD」やFacebookページでも、SkyDeskを使う上でのヒントや新機能の紹介もしています。

SkyDesk

(常山剛)