通称シルバーウィークの足音がもうそこまで迫っている今日この頃ですが、旅の予定に胸を震わせ、ガイドブックを読み込み、「ありがとう」や「これはいくらですか?」、「高すぎます。安くして下さい。」などを現地の言葉で言えるように努力している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

旅に出るというのは楽しいことも多い半面、普段とは違う環境に身を置くわけなので、当然その分危険な要素も増加します。こちらが日本人だと分かると、鼻息を荒くしてだまそうとするのはぼったくりタクシードライバーやツアーガイド、おみやげ屋さんの主人などだけでなく、日本人観光客をターゲットにした置き引きやスリなども良く聞く話です。

そのような危険分子が所狭しとあふれる観光地で、せっかくの旅が台無しにならないよう、できる限りの防犯対策はしたいもの。そこで今回は、旅先で自分の身を守るために簡単にできる一つの対策についてお話したいと思います。

 ぼったくりの人にしろ、盗人にしろ、今日は一丁悪いことをしてやろう! と考えている人たちから見てもっともターゲットとしやすい人たちは

1. 土地勘がない

2. 短期の旅行である

3. 旅慣れていない

4. お金持ちである

5. 現地の言葉が理解できない


というような五拍子が揃った人たちと¥になるかと思います。

いかに悪いことをしようとしている人たちでも、彼らもそれが稼業ですから、薮から棒に悪いことをするわけでなく、あくまでもある程度のリサーチ、つまり人を観察し、狙いを定めてから行動を起こしていると推測されます。よって、この5つの条件にできるだけ当てはまらないように見せるために、自分を演出することが大切になってきます

どう頑張っても日本人だとばれるのは仕方ないにしても、旅慣れていて、土地勘がありそうで、かつお金持ちでなさそうに自分を演出することは、ある程度可能です

そのためにできる、もっとも簡単な方法とはずばり

現地で買った服を着る

ことです。

日本で売っている服は日本の消費者ではなく、アパレル市場の需要に合わせたデザインをほどこそうと日夜研究を続けているファッションデザイナーたちによって定義された「日本の今」な感じを、良くも悪くも醸し出しています。あまり気が付いていない人も多いようですが、日本で買った服を来て歩いていると、「ジャパンな感じ」が外国ではそれなりに目立ちます。そして目立つ=標的になりやすい、ということです。

「ジャパンな感じ」を払拭するためには、滞在中に着る服を現地に着いたら買いに行くのが、防犯対策としてとても効果的です。しかも、最初から買うつもりで行くとなると持って行く荷物もほとんどなくなり、移動中も気軽に快適に過ごすことができます。また、現地で衣服を購入すると、現地の気候に適したものが手に入り、そのまま持って買えれば自分用のおみやげにもなるので、そういった意味でもオススメなハックです。

応用編として、例えば昔タイで買った服があり、今度はベトナムに行くという場合、タイで買った良い感じにくだびれた服を着て歩いていると、何カ国も廻るような長い旅をしている風に見え、これもまた防犯対策として有効です。

もちろんこれで万全というわけではありませんし、引き続き注意は必要ですが、海外にお出かけの際には、ぜひ試してみて下さい! ちなみに今回の方法は、ヨーロッパやアメリカなどの先進国よりも、アジアのリゾート地などで有効な方法ではないかと思います。

海外へお出かけ予定の方は「出国前&帰国前に全てのコインを使いきる方法」の記事も合わせてどうぞ。

それではみなさん安全な良い旅を!

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(まいるす・ゑびす)

 

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