もっとお金があったら...あの仕事に就いていたら...こんな才能があったら...と、ヒトはつい「ないものねだり」をしてしまいがち。しかし、他人のことよりも自分の足元をしっかり見つめることが、自分の人生をより楽しくし、ココロの健康をもたらすそうです。
とかく、「隣の芝生は青く見える」もの。しかし、心理学系ブログメディア「Psychology Today」によると、「隣の芝生はそれほど青くない」と実感することが、精神的な健康や安堵感、ココロの平和への第一歩であるとのこと。他の人々のほうが、自分よりもいいものを持っていると思い込み、そんな彼らの人生をうらやんでいると、自分自身のよさが損なわれ、自分が持っている力を最大限に利用できなくなってしまいます。
自分をより高める上で、周りの人々から刺激を受けることはけして悪いことではありませんが、これはあくまでも、今の自分をきちんと受けとめていることが前提です。私たちには、それぞれオンリーワンの「芝生」があります。自分の「芝生」がどのようなものなのか? その現実を受け入れることができてはじめて、これを進歩させたり、改善したり、育てることができるのです。
「隣の芝が青く見える」理由については、ライフハッカーアーカイブ記事「なぜいつも『隣の芝は青く見える』のか?」で詳しくご紹介しています。あわせてご一読いただき、まずは、今の自分をフラットな目でじっくりと見つめなおしてみませんか?
Mythbusters: The Grass Is NOT Always Greener on the Other Side of the Fence | Psychology Today
Melanie Pinola(原文/訳:松岡由希子)