今や仕事にメールは欠かせないものなので、メールの受信箱が溢れそうにいっぱいな人も多いことでしょう。受信箱の状態を気にせずにメールを送りたい場合は、メールクライアントで送信専用のメールアカウントを作るといいと、ブログ「TUAW」に載っていました。
受信箱いっぱいにメールがあると、見通すのにけっこうな時間を過ごすことになります。メールのチェックは朝イチでやらない方がいいという意見も多いです。一日のうちで、自分の仕事に集中し続けられる時間は何度か必要ですが、そこにはメールを送信することも含まれています。そうなると、受信箱にあるメールには目を通さずに、メールの送信だけをすることが必要です。そこでTUAWでは、以下のような方法での解決を推奨しています。
メールアプリというのは、大体メール送信時にメールを受信するようにもなっています(もちろん必ずしもそうではありませんが)。1日に1〜2度だけメールをチェックするようにしようと思った時に、この問題を発見しました。
受信の設定は簡単に変えられたのですが、数分後にメールを送る必要があったため、もう一度メールアプリを立ち上げて送信すると、新しいメールが届いていたわけです。
結局、送信のみを設定して受信をしない、第2のメールアプリが必要だと分かりました。
TUAWでは、Mac OS Xユーザーには『Mailsmith』を勧めていますが、どのメールアプリでも送信のみに設定することはできます。メールプロバイダの説明に従って、メールのPOPアカウントを作成しましょう(例えば、Gmailの場合はこちら)。
メールをダウンロードし始めたら、その作業をキャンセルしましょう。もし何かダウンロードした時は、受信箱からそのメールを削除しなければならないかもしれません。後でアカウント設定や受信メールサーバの設定で、偽のアドレスを設定します(偽のメールアドレスは、@の前の言葉を3回繰り返したものを使うのがオススメです)。
これで送信用のメールアカウントでは、新しいメールを受信することはありません。送信メールサーバ(SMTPサーバ)が有効なので、メールは問題なく送ることができます。受信箱はいつでも空なので、メールアプリを立ち上げても気が散ることはありません。「サーバオフライン」のエラーが出るかもしれませんが、それは無視しても大丈夫です。サーバはちゃんと機能しています。
メールアプリを立ち上げた時についついメールを読んでしまう人や、メールを読むタイミングは送信時ではなく、自分で決めたいという人は、この方法を試してみてはいかがでしょうか。
Use Mailsmith to Create a "Send-Only" Email Account | TUAW
Whitson Gordon(原文/訳:的野裕子)