仕事に関わる慢性的なストレスで、健康に害を及ぼしている人は多いです。健康どころか、人生そのものがストレスによって損なわれていることもあります。ストレスがどのようなサイクルでもたらされるのかを理解し、できればそのサイクルの最初の段階でしっかりと対処すると、健康や人生をも脅かすような慢性的なストレスを遠ざけることが可能になります。
Photo by wagg66.ワークライフコンサルタントであり、著者でもあるJoe Robinson氏が、人間の脳はしょっちゅう間違った警告を出す、大昔の警告システムと繋がっていると書いています。
扁桃体は、人間の基本である生死に関する問題を助けるための器官です。負担が掛かり過ぎているといった些細なことにも、免疫システムを抑圧する身体的な反応として機能します。
Robinson氏によると、ストレス反応は3分以内に留めることができるとのこと。そして、ストレスサイクルの始めにそうするのが一番いいタイミングなのだそうです。
深い呼吸とリフレーミング(ある枠組みで捉えられている物事を違う枠組みで見ること)を取り入れることで、状況によるストレスに対処できます。緊張するような事態に出くわしたら一歩引いてみて、悲劇的な思考に囚われてしまう前に、早い段階でストレス連鎖を止められるように、違う考え方はないかと探ってみます。ストレスの連鎖はサイクルの最初の段階が一番弱いので、ストレスに対して一番対処しやすい時です。
ストレス自体は自動的な反応なので、なくすことは簡単ではありません。しかし、最初の段階で闘えば何とかなりますから、過去記事なども参考に呼吸や瞑想を利用したり、違う視点から考えてみてください。溜め込んで爆発する前に、早いうちにストレスの芽を摘んでしまいましょう。
Job Stress? How to Keep Catastrophic Thoughts from Killing You | Huffington Post
Melanie Pinola(原文/訳:的野裕子)