ほとんどのユーザーは知らないと思いますが、Dropboxのサービス利用規約には、政府からユーザのDropbox内のファイルにアクセスしたいという正式な申し出があった場合、それを許可すると書いてあります。問題は、Dropbox内のファイルを消したとしても、それがサーバに残ってしまうことです。では、Dropbox内のファイルを完ぺきに削除するにはどうすればいいのでしょうか?
Dropboxのバージョン管理システムは、普通は喜ばれる機能ですが、自分のファイルを安全に保護しておきたい場合には、ちょっと邪魔な機能になります。米Lifehackerでは、Dropboxで暗号化された第2のレイヤーを追加する方法を紹介していましたが、Dropboxのサーバには、古いバージョンで利用した、暗号化する前のファイルが未だにゴロゴロしているはずです。
これらのファイルを削除するには、まず最初に元となるファイルを削除します(後で追加し直すことも可能)。それからDropboxのWebサイトを開きます。「削除済みのファイルを表示」というボタンをクリックし、完ぺきに削除したいファイルを選択して「完全削除」を選びます。これでファイルは完ぺきに削除され、必要に応じて今度は暗号化したバージョンを、またアップし直せばOKです。
政府にも誰にも見られたくないファイルを過去にDropboxに入れていた人は、念のためにこの方法で削除してみてはいかがでしょうか。
How to Permanently Delete Files from Dropbox | Digital Inspiration
Whitson Gordon(原文/訳:的野裕子)