Todoリストを作ったことのある人ならば、それを完ぺきに終わらせる難しさもご存知ですよね。しかしそれは、Todoリストを正しく作れていないのが原因かもしれません。心理学系ブログ「Psychology Today」のKathleen McGowan氏の記事によると、Todoリストには正しい作り方と間違った作り方があるそうです。
間違ったTodoリストの作り方というのは、どういうものなのでしょうか? Todoリストを見ると、実際の仕事の内容だけが書いてありますが、実は「Todoリストを作る」ことをやり終えると、それだけで何か仕事をしたような気分になります。それはある意味、Todoリストに書いてある本当の仕事を、先延ばしにしているだけなのです。
実際の仕事を効率よく進めるために必要なはずのTodoリスト作りが、単に仕事を遅らせることになっているなんて、本末転倒ですよね。では、正しいTodoリストの作り方というのは、どういうものなのでしょう? McGowan氏は以下のように言っています。
仕事を細かく分解することです。仕事を効率よくこなす人は、ひるんでしまうような大きな仕事は、取りかかりやすくするために細かく分解して、分かりやすい具体的な作業にまで落とし込むようにと勧めています。調査結果によると、アクションプランや仕組みが明確でない仕事は、取りかかるのが一番難しいのです。仕事の内容を具体的な行動にして、目標を段階的に設けてリストにすると、仕事がしやすくなります。そうすると、Todoリストが長くなると思うかもしれませんが、逆にその方が仕事がはかどるのです。
また、フローチャートの作成と、懸念事項の書きとめも併せてやっておくと、Todoリスト通りに実際に仕事を進める上で後々役に立つそうです。
Todoリストを作るだけで仕事をした気になっていた方、新しいプロジェクトがスタートする方などは、ぜひ参考にしてみてください。他にも、自分なりのTodoリスト活用法があれば、コメント欄で教えてください。
Is the To-Do List Doing You In? | Psychology Today
Adam Dachis(原文/訳:的野裕子)