なんかちょっとキャパ超え、やること多すぎて困ったなー。仕事の難易度が自分の処理能力で対応できるレベルを超えていたり、仕事の量が膨大で自分のキャパシティ(許容量)を超えてしまった経験ありません?
進捗の遅れや完成度の低下など業務に支障を来たすだけでなく、キャパシティーオーバーだとストレスが溜まります。いつの間にか多くの約束をしてしまい、心労を増やしていませんか。約束は人間関係の土台とはいえ、「守らなければ」という束縛も始まります。約束した以上、「約束」を守らなければならない。その義務を負うのも仕方がない。義務を果たさねばならない... 日常的に「~ねばならない」という想いを抱えてばかりいると、心にストレスをためこみやすいのです。そんないっぱいいっぱいで精神的な余裕がない状態だと、自分もしんどいし、周りもしんどいですよね。
整理整頓系ブログメディア「Unclutterer」が、そうした罠に陥らないために、押さえておくべきキモを紹介しています。「~ねばならない」が口癖になっている方は要注意。何かあってからでは遅いですから、頭に入れておくといいでしょう。
- 一人で背負い込まず、周囲に助けを求める:
「自己責任」論の呪縛などに囚われて、「助けて」と言えない人は、思い切ってヘルプの声をあげてみよう。抱えている案件の優先度の見直しやリスケが現状で可能か、手助けを頼める状態の人は誰かetc..他者に力を貸してもらうためには、自分がどういうポジションにいて、何をすべきか、そして周囲はどういう状況であるかを、客観的にしっかり認識することが大切。その場の状況を読み、その中で自分がどんな役割を期待されているのかを考え、困ったときにこそ救いの手を厭わず、周りと自分の実力をコラボする「協働」を心がけよう。- 問題を根本的に問う:
にっちもさっちも行かず、気が狂いそうになったら、懸案事項との関係性を見つめ直してみよう。そもそもなぜ着手したのか、これから「何をすべきか」ではなく「何をどうしたいのか」。ニュートラル思考に切り替え、冷静になって再考してみると、解決策に辿りつきやすい。- 発想を転換する:
自分の考え方の「クセ」に気づいたなら、状況改善のチャンス。「ねばならない(have to)」の考えが浮かんだら、別の捉え方「に取り掛かる、~できる機会を得る(get to)」などに、もう一度考え直してみよう。- できるだけ速くパス回しをする:
締め切りに間に合わないかもしれない、そう思った時点でいさぎよく見切りをつけて、できるだけ早く周囲に伝えよう。期限ぎりぎりまで粘ったあげく、土壇場でぽしゃるなんてことは避けたいもの。その際は、周りを納得させる理由を用意するのがせめてものつとめ! でも愚痴に終始したり、保身に走ったり、誇張をしたりしてはいけない。事実を様々な言い訳で濁すことのないように。- 自分が何をすべきか、現在の情況を正しく理解する:
義務感から生じるストレスは、ストレス要因である実際に「するべきこと」よりも肥大化しがち。ストレスに押しつぶされそうになったら、「何をすれば良いのか」「不要な取り決めをしていないか」などをもう一度考えてみよう。ストレスが軽減する可能性あり。- 出口戦略は詳細に作成する:
この担当からは逃れたい。そのためには道筋(ロードマップ)をどうするべきか。あらかじめ担務調整を図っておく、代替要員の目星をつけておくなど目標を実現するための、今後の方向性と段取りをなるべく具体的に思い描くようにしよう。- 自分のプライオリティを把握する:
>時間が足りないという事態に自分を追い込まないためにも、「子供が幼稚園に入るまでは仕事より育児中心」などスケジューリングにおけるプライオリティー(実行優先度)を自覚しておく。他人に時間をしばられぬよう、しっかり自分で時間をコントロールしよう。軽々しく約束をしないように。
ストレスフルな状態から早く脱出し、時間とうまくつきあうために皆さんはどうしていますか?ピンチはチャンス。切羽詰まってたりしても、心の持って行き方で変わるんですよね。オトナの付き合いには、オトナの言い訳が必要。約束を重荷と感じないような日常を行き抜くためのマル秘テクニックがあれば、コメントでご伝授お願いします。
Tips for Reducing Your Commitment to Unwanted Obligations [Unclutterer]
Jason Fitzpatrick(原文/訳:kiki)