定食屋さんのランチで、勢いよく「さば味噌!」と注文したものの、隣の人が食べている、おろしハンバーグが急に美味しそうに見えること、ありませんか?昼食のメニューから、休暇の旅行先にはじまり、組織人事や発注先の選定など、ビジネスパーソンはテーマの大小にかかわらず、日々、多くの選択肢の中から、ひとつの決断を求められるもの。そこで、決断したあと、クヨクヨ悩まないためのちょっとしたコツを、ご紹介しましょう。
ミシガン大学の研究チームは、ヒトの意思決定における、手洗いの効果について検証しました。これによると、意思決定した後に手を洗った人は、そうでない人に比べて、自分の決断に自信を持っていることがわかったそう。
そもそも、自分の考えというものは、形のないもの。実際に捉えることはできませんね。そこで、手を洗うという実際の動作が、「自分の決断は間違っているかもしれない」、「このアイデアより、あのアイデアのほうがよかったかも...」という、迷いや心配を流し去る効果を持つのではないか、とみられています。神社やお寺では、拝む前に手と口を清めることがありますが、この風習も、単なる儀式というだけでなく、私たちの思考や意識に実質的な効果をもたらしているのかもしれませんね。
このテーマについては、以下のNPR podcastのインタビュー(英語)で、詳しく採りあげられています。ご関心のある方は、ぜひ聴いてみてください。
Playlist from MixTape.me
Study Suggests Hand Washing Cleanses The Mind [NPR]
Erica Ho(原文/訳:松岡由希子)