「自分の幸せを自分でコントロールすることはできない」
この言葉、皆さんはいかがお感じですか? 確かに、人生には不確定要素がたくさんあるものですが、一方で、ヒトは、自分にとっての幸せを求めて日々頑張っている生き物でもあります。さて、心理学者リチャード・ワイズマン氏は、英紙「テレグラフ」でこのテーマに関する研究結果を発表し、周りの世界に対する自分の見方を変えるだけで人は幸せになれると説いています。
ワイズマン氏は18歳~84歳までの男女400人を10年間にわたって観察し、ラッキーな人・アンラッキーな人の2つのタイプで比較分析しました。
パーソナルテストで比較してみると、アンラッキーな人は、より緊張しやすく、心配性。細部に注目しすぎるため、せっかくの好機を見逃しがちな傾向もあったそうです。一方、ラッキーな人は、目の前にある機会や状況に柔軟でオープンだったとか。
そこで、ワイズマン氏の考察によると、ラッキーな人には以下の4つの法則があるそうです。
その1: 好機を自ら創り出し、これを見つけることに長けている その2: 自分の直感に耳を傾け、より幸せな決断ができる その3: 将来を前向きに予測できる その4: 不運を好転させるしなやかさがある
実際、この法則を実践した人々の80%は、自分をラッキーだと感じるようになったそうですよ。
決して楽しいことばかりではない世の中ですが、そうそう悪いことばかりが続くとも限りません。自分の物の見方や捉え方を少し変えるだけで、また違った世界が開けてくるはず。「最近、なんだかツイてない...」とお感じの方は、一度この法則を生活に取り入れてみてくださいね。
Be lucky - it's an easy skill to learn [Telegraph.co.uk]
Lisa Hoover(原文/松岡由希子)