ところで、そもそもDNSって何でしょう? これは「Domain Name System」の略称で、インターネット上のホスト名や電子メールに使われるドメイン名とIPアドレスとの対応づけを管理する、ウェブには欠かせない機能。インターネットプロバイダーにおいて自動的にやってくれているものなので、一般ユーザの方は普段、あまり意識することがないかもしれませんね。
そこでこのたび、Googleは独自のDNSサービスを提供することにしたそう。従来のインターネットプロバイダーが提供しているDNSサービスよりも、速く安全で信頼性の高いものを目指しているとか。無料のDNSサービスとしては、他にも「OpenDNS」といったものがありますが、Googleもいよいよこの分野に参入というわけです。
米LifehackerのAdam Pash編集長が早速、この「Google Public DNS」に切り替えてみたところ、ページの読み込みが速くなったとの印象をもったとのこと。
また、米Lifehacker読者のManuさんがDomain Name System・従来のDNS・OpenDNSの比較テストを行ったところ、特に英国・イタリア・インド・ブラジルなど、米国外では「Google Public DNS」の優位性が認められたそうです。Manuさんの検証結果については、こちらの記事も合わせてご参照ください。
「Google Public DNS」を試してみたい!という方はこちらのチュートリアルに沿ってどうぞ。多くの設定変更が必要ですので、事前にプリントアウトした上で、ステップごとにひとつひとつ確認しながら作業してみてくださいね。
Google Public DNS [Google via Google Code Blog]
Adam Pash(原文/松岡由希子)