ライフハッカー過去記事「効率的かつ効果的に助けてもらうための6つのコツ」では、他の人からうまく助けてもらうコツについてご紹介しましたが、今回はこの応用編。さほど親しくない人に何かお願いをするときの礼儀について採り上げてみましょう。

米ビジネス誌「ハーバードビジネス」では、『Typo: The Last American Typesetter or How I Made and Lost 4 Million Dollars』の著者で『モンスターズ・インク』の共同監督も務めたアニメーターのDavid Silverman氏が、ある学生から受け取った「昔あなたが勤めていた会社のSandyさんを紹介してください」というお願いメールを例に挙げ、さほど親しくない人(特に目上の人)にお願いするときの最低限の礼儀・マナーについて述べています。ポイントは以下の3点です。

その1:お願いする相手に敬意を払う

その2:自分の思い込みを押し付けない

その3:略語や俗語は避け、丁寧な文章を書く

いずれも当たり前すぎることですが、お願いすることに気を取られすぎて、「自分の知っていることは相手もわかっているはず」とか「相手は自分のお願いをカンタンにやってくれるはず」という勝手な思い込みで知らず知らずのうちに押し付けがましいお願いをしているかもしれません。親しい間柄でないならなおさら、相手の状況や立場を完全に知ることは難しいですから、その分、十分な思いやりと配慮が大切ですね。

お願いメールのライティングテクとしてはライフハッカー過去記事「お願いのメールをサラッと書ける言い回し」も参考に、礼儀正しくプロフェッショナルなお願いを心がけてみましょう。

How to Ask a (Near) Stranger for a Favor [Harvard Business Blog]

Azadeh Ensha(原文/松岡由希子)