日頃から使うシャープペン。

安くても良いけど、できればちょっと良いものを1本持っておくと心持ちも変わります。

そこで今回ご紹介したいのが、「神シャープペン」として話題の『カヴェコスペシャル』です。

程よい重さで筆記が進む

『カヴェコスペシャル』は、1930年代の事務用ペンシルをイメージしてデザインされたシリーズで、クラシックな雰囲気を楽しめます。

ペンはアルミ素材が使用されており、ボディには「Kaweco Special」の刻印も施されています。

ペンは0.5mm、0.7mm、0.9mmで16g、2.0mmで20gとやや重めで、重心は真ん中よりややペン先部分に偏っているため、力を入れずにスラスラと筆記が可能です。

同じ芯を入れて筆記しても、これほど滑らかに書けるシャープペンには出会ったことがありません。

八角形の軸部分が手にフィット

カヴェコ 軸部分の形状
Photo: 江連良介

『カヴェコスペシャル』は軸部分が八角形になっており、細身のボディと緩やかな角部分が手に絶妙にフィット

疲れを感じにくい設計になっているため、長時間の筆記に向いています

また、芯の出し入れもストレスを感じにくいという特徴があります。

多くのシャープペンでは芯タンクと言われる部分が細いため、芯を入れる際にストレスを感じますが、『カヴェコスペシャル』は芯タンクの入り口部分が広いため、一度に数本の芯をスムーズに入れることができます

ツルツルな表面、塗装が剥がれることも

ペン表面はツルツルとした感触ですが、八角形の構造によって手に汗をかいていても滑らずに書き続けることができます

指紋がつきやすいことが指摘されていますが、すぐに手で拭き取れば消えるため、あまり気にする必要はないでしょう。

表面の塗装は年月とともに劣化し、写真のように一部塗装が剥げてしまうことも

塗装
Photo: 江連良介

筆者が『カヴェコスペシャル』を購入したのは、およそ3年前。

表面をきれいに保ちたいのであれば、他のペンと一緒に保管しないなど、対策が必要かもしれません。

細部までこだわったコスパの高いシャープペン

天冠(キャップの上部)には真鍮が使われており、「KAWECO」のデザインが施されています。

キャップは指に当たる面積が広いため、強くノックしても痛くなりません

ノック音はカチカチと程よい音が鳴り、しっかりとノックした感触を味わえます。

キャップ
Photo: 江連良介

また、デフォルトでクリップが付いていないため、傾きがある場所に置くと転がって行ってしまいます。

胸ポケットなどに挟むこともできないため、持ち運びにくいという欠点も。

これらが気になる方は、カヴェコから販売されている専用クリップを別途購入してみましょう。

クリップ
Image: Amazon.co.jp

スペシャルシリーズは、ブラックのほかにブラス、ブルーも販売されており、色の鮮やかさが人気です。

値段はブラックで5,500円(税込)とやや高価ですが、筆記感や高級感はお値段以上。

「買って良かった」と思える、コストパフォーマンスの高いペンシルです。

デスクでじっくりものを考えたいとき、「神シャープペン」を手元に置いてみてはいかがでしょうか。

Source: プリコ株式会社