ゲーミングノートブックパソコン は高性能 CPU に加え、高い画像処理能力を持った GPU (グラフィックス プロセッシング ユニット) を搭載しています。さらにそれらの熱処理を的確に行うための冷却機能も万全です。

搭載しているメモリも 8 GB 以上が多く、ゲーム中に攻略サイトをチェックしたりプレイヤー同士でボイスチャットしたりなど、メモリ不足によるパフォーマンス低下にも対応できます。仮に動画配信をするなら 16 GB~32 GB は欲しいところです。

一般的な PC にもハイスペックモデルはありますが、特に「CPU」「GPU」の性能が充実しているのがゲーミングノートブックパソコンの魅力と言えるでしょう。

ゲーミングノートブックパソコンの弱点として挙げられるのが放熱性です。冷却ファンの増強など、通常のノートパソコンよりも対策を施していますが、この点においてはデスクトップ型のゲーミングパソコンの方が優れています。

一般的にデスクトップ型のほうがカスタマイズによる拡張性に優れているため、アクセサリ選択によってスペックを自在にコントロールできます。

購入した後で「スペックが物足りなくなってきた」と感じても、 CPU や GPU はもちろん、メモリを増設してアップグレードすることも可能です。メモリが不足するとゲーム中にエラーが起きたり起動しなくなったりする場合もあります。

ノートブック型でもメモリ増設なら可能 (モデルによる) ですが、CPU ・ GPU を交換するとなると専門知識に加えて自分のパソコンに合うサイズを探さなくてはなりません。カスタマイズ性能はデスクトップ型に分が上がりますが、当然追加の費用がかかるため、パソコンパーツを触る予定がない方はノートブックパソコンでも大きな問題はないでしょう。

グラフィックスとは、別名で「グラフィックボード」「グラフィックカード」「ビデオボード」「ビデオカード」とも呼ばれます。先で述べた GPU をグラフィックスと同義する場合もありますが、正確には前者が画像処理を行うのに対して、後者はモニターに画像・映像を映し出すのが役割です。

ゲーム内に置き換えると、fps 値 (フレームレート) を計測するのがグラフィックスであるため、CPU よりも重要性が高いと言われています。ただし、グラフィックスの性能を引き出すためには CPU の性能が影響することも覚えておきましょう。

ゲーム中にフレームレートが増加して CPU 処理が追い付かなくなると、当然ながらメモリへのアクセスも増えます。メモリ容量が多いことのメリットは主にこの時に発揮され、ゲームによってはパフォーマンスに大きく影響するでしょう。

しかし、ゲーミングノートブック PC においてメモリの重要性は低いと言われています。メモリが高性能で損をすることはありませんが、8 GB 以上が目安となります。ラグやカクつきが不安な人は、16 GB~32 GB を搭載したモデルがおすすめです。

ストレージとは、HDD や SSD の記憶装置のことです。読み込み速度で言えば SSD が人気ですが、 SSD と HDD を両方搭載した「デュアルストレージ」、ハードディスク内部に NAND 型フラッシュメモリを搭載した「ハイブリッド HDD 『 SSHD とも言う』 」のゲーミングノートブック PC もあります。

ハイブリッド HDD のメリットは、フラッシュメモリ内にデータをキャッシュ保存できることです。アクセスの多いファイルを優先的に記憶できるため、よくプレイするゲームの読み込み時間短縮が期待できるでしょう。

ストレージ容量もデータ保存や読み込みスピードに影響します。予算に合わせて選択してみてください。