フリーランスが犬を飼うなら”保護犬”を引き取るという選択肢! 私たちだからできる、命の保護活動

フリーランスならペットと暮らしてみませんか? 一緒に暮らすと嬉しいメリットがたくさん!
年々増えてきているフリーランスという働き方で、自宅を仕事場にしている人は多いと思います。仕事とプライベートの時間を自由に使い分けできる反面、フリーランスで働くということは、自己のスケジュールも体調も一人で管理しなくてはなりません。
ついつい納期に追われ睡眠も食事もままならない、気付けば数日外に出ていないなど不規則な生活習慣も起こしがちです。また仕事で向き合うのはパソコンなどの機械が相手で、誰かと話すこともなく黙々と作業を進めていれば疲れもストレスも溜まってきてしまいます。
そんなフリーランスが陥りがちな悪循環を少しでも改善し、癒しの効果をもたらすのがペットという存在です。しかしペットを飼うといっても、犬や猫、鳥や小動物など種類も様々……好みや環境もあります。ですがフリーランス、特に自宅で仕事をすることが多い人たちには犬を飼うことをオススメします。
では犬を飼うことをもし決めたら、あなたはどうしますか? 多くの人が、近所のペットショップに出向いて犬を決めることでしょう。そこで実は、他の選択肢があることも知っていただきたいのです。
全国の保健所に保護された犬たちを引き取るという選択です。しかもフリーランスが保護犬を引き取ることにはいくつかメリットもあります。一緒に暮らすことでフリーランスの人にとっても、保護犬にとっても嬉しいメリットを今回いくつかご紹介します。
生活改善、癒しの効果……。犬と暮らすことでフリーランスにもたらすメリット
昨今のブームで『ペットを飼うなら猫がいい』という猫派の人も、もちろん多いと思います。しかし敢えて犬を飼ってほしいのには、ちゃんとした理由とメリットがあるのです。
フリーランスが削りがちな時間として、睡眠や食事が挙げられます。一人暮らしだと尚更ですが、家族と居てもついつい自分の時間は削りがちになる人も多いのではないでしょうか。
しかし犬はそういう訳にはいきません。人がご飯を用意して食べさせてあげなければいけませんし、犬は体内時計で動くものなのでご飯の時間がマチマチになると食べなかったり体調を崩しやすくなります。
自分のために手を止めてしまうのは中々難しいですが『愛犬のためにご飯をつくろう』と思えば、一旦手を止めてついでに自分も食事をすることができるのではないでしょうか。
睡眠に関しても同じです。人が起きていると、どうしても少しの物音で犬は起きてしまうことがあります。保護犬ならなおさら、音に敏感な子が多いですからその度に目を覚ましてしまうのです。夜には同じ時間に一緒に寝てあげるのが愛犬のため、なにより人の体のためになるのです。
そして犬を飼うといえば、真っ先に思い浮かぶのが日々の散歩ですよね。これも自宅に篭りきりで仕事をするフリーランスの運動不足解消に一役買うことになるでしょう。
犬は毎日散歩に出かけないと、ストレスが溜まってしまいます。中々外に出ることが億劫になりがちでも、散歩が日課になれば自然と運動をする習慣が身に付きます。人にとっても体を動かすことはストレス発散になるので、お互いの理にかなうというわけです。
パソコンと向き合って、凝り固まった体と心に癒しを与えてくれるのも犬です。疲れてぐったりとしたところに、愛犬が甘えてすり寄ってくればみるみる疲れも吹き飛んでしまうのではないでしょうか。
上手くいかないことで落ち込んでいても、愛犬はそれを察知して寄り添い、慰めてくれようとします。犬の習慣や、愛らしい魅力はフリーランスの生活にきっと華を添えてくれることでしょう。
フリーランスと暮らすことが犬にもたらすメリットは? 保護犬を選ぶ理由
それでは犬にとってフリーランスと暮らすことは、どんなメリットがあるのでしょう。また保護犬を引き取るという選択肢にはどんな理由があるのでしょうか。
犬にとって人というリーダーが居ることは本能的に安心が出来ます。食べることも住むところも確保されているので、よほどのことがない限り危険にも晒されません。飼い犬のその殆どが寿命を全うできるでしょう。それらを踏まえたうえで、保護犬を引き取る選択をしてほしいのです。
何故なら保護犬の心に、時には体に傷をつけたのは人なのです。皆さん自身がそのようなことをしたわけではありませんが、私たちと同じ人が傷つけたことには変わりはないのです。
また傷ついた保護犬たちの傷を癒すのはまた、人なのです。そして人に怯え、なかなか心を開けない保護犬たちにとってフリーランスという就労形態は最適といえます。それは自宅勤務のため、長時間、誰かが傍にいてくれるからです。
勿論自宅で仕事をしているわけですから、常に構ってあげられるわけではありません。けれどそれでいいのです、引き取ったうちは特に騒ぎ立てるより、静かに環境に慣らしてあげることが何より大事なのです。
さらに日々の食事、運動、睡眠など決まった生活を繰り返していくことで、保護犬は徐々に環境に慣れ人に慣れていきます。
飼い主が仕事をしているときは大人しく、構ってもらえる時は甘えても大丈夫と犬にとっての社会性も自然と身につけることが出来ます。始めの頃はお互い探りながら環境を整えるようになりますが、フリーランスにとっても愛犬にとってもお互いに良きパートナーになれると思います。
お互いに必要とする関係、フリーランスが出来る命の保護活動
ペットを飼う・保護犬を引き取る活動はフリーランスで働く人と犬のお互いに良い結果をもたらすものです。フリーランスとして責任感や生活にメリハリを与えてくれるのは愛犬という存在であり、保護犬にとっては人に怯え、信じられなくなっていた心を再び癒すことになります。
何より命の尊さを理解し、お互いにお互いの身を案じて守り合うことにもなります。守るべきは人にとっての愛犬、愛犬にとっての人の命だけでなく自分自身の命を守ることの大切さも考えることが出来るようになります。
またフリースタイルで仕事をこなすフリーランス、世間に定着してきつつあるとはいえまだまだ理解されないこともあります。中にはどういう訳か『社会不適合』とレッテルを貼ってくる人さえいます。でも私たちは決して社会に貢献していないわけではありません。目に見えることすべてが真実というわけでもないのです。
それでももし、周囲の心無い評価に傷ついている人が居るなら保護犬にまずは会いに行ってみて下さい。きっと皆さんの心に訴えかける子がいるはずです、そして可能ならばその犬を引き取ってあげてください。きっと唯一無二の心の支えとなり、最高のパートナーとなるでしょう。
もちろん保護犬を引き取る活動は決してフリーランスだけが適しているものではありませんが、たった一匹の命を救うことでもそれは立派な命の保護活動なのです。
一人で行動をすることは難しいものですが、愛犬のためと思って行動するなら案外簡単に出来るかもしれませんね。その結果、自分自身の健康も生活も整えて、仕事もプライベートも愛犬と充実した日々を送りましょう!