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純水素型燃料電池を導入 岩谷産業、尼崎の研究所に 水素ガスと空気中の酸素で発電、CO2排出を削減

2023.11.25
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岩谷産業の研究所に導入された純水素型燃料電池について説明する小池国彦所長=尼崎市次屋3

岩谷産業の研究所に導入された純水素型燃料電池について説明する小池国彦所長=尼崎市次屋3

 産業ガス大手、岩谷産業(大阪市)は24日、尼崎市の研究所敷地内に今月導入した純水素型燃料電池を報道関係者に公開した。液化水素を気化した水素ガスと空気中の酸素を化学反応させて発電する。出力は100キロワット。2024年度に平日24時間運転を始め、研究所で使う電力の40%強を賄う。その分の二酸化炭素(CO2)排出を削減できるという。

 導入先は、同社の研究開発拠点に当たる中央研究所と岩谷水素技術研究所で、パナソニック製の燃料電池(発電出力5キロワット)を20台連結した。液化水素は敷地内のタンクから供給する。

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