経済
駅構内のネスカフェスタンド、全25店閉店へ 10日から順次 ネスレ日本が阪急など鉄道各社と運営
ネスレ日本(神戸市中央区)は10日から、阪急電鉄や阪神電気鉄道など関西、関東の電鉄各社と運営する駅構内のカフェ「ネスカフェスタンド」全25店舗を順次閉店する。関西には21店舗あり、30日の阪急の川西能勢口、御影、清荒神店などを皮切りに順次閉める。
カウンターを備えた立ち飲み式のカフェとして、通勤、通学客をターゲットにコーヒーSサイズ100円などを展開してきた。
1号店は2016年12月、阪急塚口駅のホームにオープン。阪神の駅などにも構え、21年には関西26、関東8の34店舗にまで広げた。現在は兵庫県内の11を含む関西21、関東4店舗がある。
閉店について、ネスレ日本メディアリレーションズ室は「諸般の事情により、総合的な見地から判断した」と説明。ネスカフェスタンド撤退後について、16駅に店舗がある阪急電鉄の広報担当者は「駅ナカでどういったものが受け入れられるのか、模索、検討していきたい」としている。(大盛周平)