世界初のCopilot+ PC認定モデル「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」が6月18日に発表されました!

※出典:公式サイト
「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」は、次世代CPU「Qualcomm® Snapdragon® X Eliteプロセッサー」を搭載したASUS初のCopilot+ PCという事で、各方面で注目を集めています。

特徴としては、専用のWindows Copilotキーにより、いつでも呼び出せるようになったAIアシスタント機能の「Windows Copilot」のほか、ASUS AIアプリケーションなど。
これまでのノートPCとは「ひと味違う」使い心地と処理性能を感じられそうな一台となっています。

今回、そんな「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」のサンプル品を、お借りすることができましたので、その使用感を正直にレビュー!
昨今話題のAIを自由に使えてしまう=別次元のノートPCになるのでは・・・というワクワクした気持ちをそのままレビューにぶつけていきたいと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

良いところ | 気になるところ |
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目次
ASUS Vivobook S 15 S5507QA 開封の儀
それでは、ASUS Vivobook S 15 S5507QAが届いたところから紹介していきます。

こちらはお届けいただいた外箱。
シンプルイズベストなデザインです。
主なスペック
主なスペックは以下の通り。
製品名 | ASUS Vivobook S 15 S5507QA | |||
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型番 | S5507QA-HA321W | |||
OS | Windows 11 Home 64ビット | |||
CPU | CPU名:Snapdragon® X Elite X1E-78-100 プロセッサー 動作周波数:最大3.4GHz (12コア) キャッシュメモリ:42MB AI機能:Qualcomm® Hexagon™ NPU 45TOPS (Qualcomm® AI エンジン 最大計75TOPS) |
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メインメモリ | 標準/最大:32GB/32GB 仕様:LPDDR5X-8448 スロット:オンボードメモリのみ |
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表示機能 | ディスプレイ:15.6型 OLED (有機EL) 表面仕様:グレア 解像度:2,880×1,620ドット (120Hz) 視野角:水平170°/垂直170° タッチパネル:非搭載 グラフィックス機能:Qualcomm® Adreno™ GPU (CPU内蔵) ビデオメモリ:メインメモリと共有 外部ディスプレイ出力:最大5,120×2,880ドット |
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記憶装置 | SSD:1TB (PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2) | |||
光学ドライブ | ドライブの種類 – 読み出し速度 – 書き込み速度 – |
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サウンド機能 | スピーカー:ステレオスピーカー内蔵 (1W×2) マイク:アレイマイク内蔵 |
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Webカメラ | 207万画素赤外線 (IR) カメラ内蔵 | |||
Windows Hello | 顔認証対応 | |||
通信機能 | LAN:- 無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be (Wi-Fi 7) Bluetooth®機能:Bluetooth® 5.3 |
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入力機能 | キーボード:102キー日本語キーボード (RGB イルミネートキーボード) (JIS配列) ポインティングデバイス:マルチタッチ・タッチパッド |
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インターフェース | ディスプレイ出力:HDMI×1、Type-C×2 USBポート:USB4 (Type-C/Power Delivery対応) ×2、USB3.2 (Type-A/Gen1) ×2 microSDカードリーダー:microSDXCメモリーカード、microSDHCメモリーカード、microSDメモリーカード オーディオ:マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 |
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セキュリティスロット | 非搭載 | |||
電源 | Type-C/90W ACアダプター (20V/4.5A) またはリチウムポリマーバッテリー (3セル/70Wh) | |||
バッテリー駆動時間 | 約18.0時間 | |||
消費電力 | 最大約90W | |||
サイズ (突起部除く) | 幅352.6mm×奥行き226.9mm×高さ14.7~15.9mm | |||
質量 | 約1.42kg | |||
Xbox Game Pass | Xbox Game Pass Ultimate (3ヶ月利用権) |
※製品の仕様詳細は、公式サイトをお確かめください。
同梱物・パッケージ内容

中に入っていたものを並べて撮影してみました。
- ASUS Vivobook S 15 S5507QA
- ACアダプター
- 製品マニュアル
- 製品保証書
- 簡易スタンド

簡易スタンド。
今回はサンプル品をお借りしている状態ですので試すことはできませんが、スタンドになるようです。

製品マニュアルや製品保証書、必ず初めにお読みください、MyASUSの案内。

Type-C/90WのACアダプター。※型番「ADP-90RE B」
電源ケーブルの長さは実測約90cmで、ACアダプターのコードの長さは実測約160cm。
本体の詳細

こちらがASUS Vivobook S 15 S5507QA本体。
サイズは幅352.6mm×奥行き226.9mm×高さ14.7~15.9mmとなっており、重さは約1.42kg。
落ち着きのある「クールシルバー」カラーを採用したデザインで、洗練されたノートPCという印象です。


前面。
個人的に驚いたのは最薄部14.7mmという薄さ。
持ち運びやすさを重視する私としては、この高いポータビリティは推したいポイントです。

背面。

本体左側面。

インターフェースとしては、左からHDMI、USB 4(Type-C/Gen3)×2、microSDカードリーダー、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック。
高速なデータ転送と映像出力、本体への給電をサポートできるUSB 4.0(Type-C)ポートを2ポート搭載している所は、かなり有難い。

本体右側面。

インターフェースとしてはUSB 3.2(Type-A/Gen1)×2。
個人的にはType-Aが2つ付いているのは、好印象です。

本体底面。
手前側にはステレオスピーカー、上部には排気口を配置。
冷却に関しては97枚のIceBladeファンと、2本のヒートパイプによって構成された「ASUS IceCoolサーマルテクノロジー」による冷却システムを採用しています。

ディスプレイを立ち上げてみました。
視認性の高い15.6型 有機ELディスプレイは、アスペクト比16:9、画面占有率は89%のスリムべセル設計。

※出典:公式サイト
ブルーライトの放出量が液晶ディスプレイよりも約70%も少ない設計となっていますので、目にも優しい仕様です
上部にはプライバシーシャッター付の207万画素の赤外線(IR)WEBカメラを内蔵しており、顔認証機能も搭載。
パスワードを記録しなくても、安全にログインすることができます。

キーボードはテンキー付きの102キー日本語キーボードを採用。
RGBイルミネートキーボードになっていますので、電源をいれると光ります。

テンキーが付いているのは、普通に便利。

そして、Copilotキーを搭載しているところが、他機種との大きな違いになってくるでしょう。
ポチっと押すだけで、AIコンパニオンであるCopilotを呼び出すことが可能です。

実測のキーピッチは幅約19mm、縦約18mm。

従来よりも大きく操作性が向上したタッチパッドは、実測で横約13cm、縦8.5cm。

※出典:公式サイト
写真のような使い方が出来るため、作業効率が上げられそうです。

ディスプレイは180度開くことができる、フラットなヒンジを採用。
テーブルに置いて周囲に情報を共有するときなど、使い勝手が良い。
ASUS Vivobook S 15 S5507QAの使用感

それでは、ASUS Vivobook S 15 S5507QAを使っていきたいと思います。
Copilot+ PC の使い心地
ASUS初のCopilot+ PCとなるASUS Vivobook S 15 S5507QAということで、まずは「Copilot」の使い心地を確かめていきます。

まずは、新設された「Copilotキー」を押してみましょう。

すると、「Windows Copilot」が立ち上がってきました!
最近はチャットGPTなどのAIを普通に使うようになっていることもありますが、ついにAIを呼び出すためのボタンがキーボードに搭載されるとは・・・不思議な感覚です。
そもそも「Windows Copilot」を使用すると何ができるのか?と言えば、質問に答えてもらう、プロジェクトをまとめてもらう、To Do リストに対する実用的な回答をしてもらう、インスピレーションや解決策を得るなど、さまざまなサポートをしてもらえます。
個人的には文章の要約、テキストから画像を作成したりしてもらったりしていますが、やはり便利です。
もともとCopilot自体は使っていたこともあるので、Copilot+ PCに進化したとしても、それほど違いは感じないかな・・・と思っていましたが、処理スピードは向上しているように感じました!
実際、同時に同じ処理をさせてみたところ、Copilot+ PCの方が数秒ではありますが、処理が早く終わっていく感覚です。

ペイントアプリの「コクリエイター(Cocreator)」

では、ペイントアプリに組み込まれた生成AI機能「コクリエイター(Cocreator)」を使ってみます。
「画像生成AI」=プロンプトによる指示が必要なイメージでしたが、こちらの「コクリエイター(Cocreator)」はペイントアプリで描いた簡単なイラストをブラッシュアップしてくれるイメージ。

適当なイラストを左側に描き、プロンプトで作ってほしい画像の指示(今回はコーヒーカップと指示)をおくると・・・それっぽいものが仕上がります。

続いて「青いドレスを着た女性」を描いてみた様子。
生成レベルは「創造性スライダー」を左右に動かして調整することが可能で、アニメ調にするなど、思いのほか使えそうなイラストが仕上がってくるので、何か絵を描きたいけどアイデアが浮かばない時や、ちょっと資料に挿絵を入れたい!なんて時に便利に使えそうです。
著作権や肖像権の侵害を防ぐ観点から、クラウド処理を行ってくれているようですが、そんなところにも使っていて安心感があります!
イメージクリエイター(Image Creator)

続いて、フォトアプリに組み込まれたイメージクリエイター(Image Creator)を使っていきましょう!

cool hair style と入力して生成を押してみると・・・こんな感じ。
他の画像生成サイトとは違い、枚数制限がないので気に入ったものができるまで生成可能なのも面白いです。

今後トライしてみたいヘアスタイルを・・・と思い、生成させてみた様子。
個人的にはイラストを描くときのポージングのアイデア出しに使えるかな?と思ったりしています。
ライブキャプション(リアルタイム翻訳)

リアルタイムでの翻訳を可能にしてくれるライブキャプション(画面上部の黒い部分)も便利な機能です。
日本語で話しているYouTube動画を流してみると、リアルタイムで英文が表示されました!
リアルタイムで翻訳をしてくれる=ビジネスシーンでも使えると思いますので、精度とスピードに今後も期待したい機能です。
ただ、現状は「英語」を「日本語」に翻訳させようとしても、うまく動かなかったので・・・今後のアップデートを待ちたいですね!

自分の作業記録をさかのぼれるRecall(未検証)
昔作った資料が見つからない・・そんな時に便利なのがRecallという機能でしたが、残念ながら記事更新時は「未実装」という事で検証はできませんでした。

ASUS Vivobook S 15 S5507QAの基本スペックをチェック!

ココから先は、ASUS Vivobook S 15 S5507QAの基本的な使い心地を紹介していきます!
15.6型 有機ELディスプレイが綺麗!

本機は、15.6型の有機ELディスプレイを採用。
画面解像度は2880×1620ピクセル、アスペクト比16:9、リフレッシュレートは120Hz、応答速度は0.2msということで、画面はとにかく綺麗です。

有機ELディスプレイならではの「鮮やかな映像」を楽しめるPCとなっていますから、グラフィックデザインなどはもちろん、動画を楽しむにも最適なスペックとなっています。
なお、ブルーライトの放出量が液晶ディスプレイよりも約70%も少ないモデルなので、目にも優しいという点も嬉しいですね。
薄型軽量でありながら、長時間のバッテリー駆動!

大容量70Whバッテリーを搭載している+処理性能の向上によって、最大約18時間のバッテリー駆動を可能にしている点も見逃せません。
さらに、約49分で60%まで充電可能なUSB Type-C ポートを使用した急速充電にも対応しているなど、外出先での使用が基本となるユーザーにとっては強い味方となってくれます。
それでいて、 15.6 型クラスのノートPCでありながらも、最薄部14.7mm、軽さ約1.42kg。
自宅用としてはもちろんですが、モバイル用としても最強クラスの使い心地になりそうです。
ビジネスシーンでの使用なら完璧な使用感!

15.6型のノートPC+AIでの処理が快適に行えるという事もありまして、ビジネスシーンでの使い心地は完璧に近い使用感。
グラフィック編集、イラスト制作、動画編集など、一通り試してみましたが、処理が遅いと感じる部分もありません。
むしろ、AI処理が必要な部分に関しては高速処理を行ってくれる為、個人的には処理スピードを上げることができるようになったと感じました!
もちろん、プライベートでの使用に関しても快適で、動画の閲覧、ちょっとしたゲームにも対応。
ASUS Vivobook S 15 S5507QAを一台手に入れれば、パソコンで出来ないことが「ほぼ」なくなると思います。
まとめ

※出典:公式サイト
「ASUS Vivobook S15 S5507QA」を試させてもらった感想のまとめとしては、大きな進化を感じた「高性能Windows PC」でございました!
AI処理をすぐに行うことができる「Copilot キー」を搭載し、デバイス上で迅速なAI処理をしてくれる本機は、まさに追い求めていたWindows PCという印象で、使い方次第では作業効率も爆上がりするようなパフォーマンスを発揮してくれそうです!

日常的なタスク処理はもちろんのこと、創造性が必要となるクリエイティブな作業に関しても、大きなサポーターとなってくれそうな「ASUS Vivobook S15 S5507QA」。
詳細は、公式ページにてお確かめください!!
良いところ | 気になるところ |
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