FPSゲームをするのに最適な「ゲーミングモニター」を探している。
高リフレッシュレートで、臨場感のある美しい映像を楽しめるゲーミングモニターとして、オススメの製品はありませんか?
そんなアナタにBenQが販売するゲーミングモニター「MOBIUZシリーズ」より、27インチの「EX2710Q」を紹介したい。
- 27インチ
- WQHD(2560×1440)
- HDR400対応 IPSパネル
- BenQ独自のHDRi技術搭載
- treVoloスピーカー内蔵
- 165Hz対応
- 応答速度1ms(MPRT)
- FreeSync™ Premium
上記のような特徴を持つゲーミングモニター「EX2710Q」は、スマホで撮影した映像を見てもらってもわかる通り、驚くほど色鮮やかで「臨場感のある映像」を楽しめる優れものだ。
今回、そんな「BenQ MOBIUZ EX2710Q ゲーミングモニター」のサンプルを提供して頂きましたので、約一か月ほど使ってみた感想を長期レビューとしてまとめました。
少々長くなりますが、お付き合い頂けたら幸いです。
→BenQ MOBIUZ EX2710Q ゲーミングモニター公式サイト
目次
BenQ MOBIUZ EX2710Q ゲーミングモニター 開封の儀|同梱物の確認
それでは、BenQ MOBIUZ EX2710Q ゲーミングモニターが届いたところから紹介していきます。
こちらはサンプル品と言う事で、新品で購入される際と内容が異なる場合があります。予めご了承ください。
こちらがBenQ MOBIUZ EX2710Q ゲーミングモニターのパッケージです。
ブラックベースに、ゲーミングモニターの写真とロゴマークというシンプルなデザインになっており、好印象。
開ける前からワクワクしてしまうパッケージデザインです。
それでは、上部から開封していきます。
カッターナイフ等を使用すると、中身を傷つけてしまう可能性がありますから注意してください。
開封。
さすがにゲーミングモニターと言う事もあり、中は緩衝材でガチガチ。
到着したときに故障していたり、傷がつかないようにする配慮がしっかりとしていますので、到着時に故障している心配は少ないと思います。
箱から取り出してみました。
モニター本体はもちろん、スタンド部分も厚手の半透明の袋で包まれていました。
中に入っていたものを並べて撮影。
- BenQ MOBIUZ EX2710Q ゲーミングモニター
- スタンド
- ACアダプター
- 電源ケーブル
- HDMI2.0ケーブル
- USB 3.0ケーブル
- DP1.4ケーブル
- 取扱説明書類
取扱説明書類。
クイックスタートガイドも付いていました。
イラストの指示に従って進めていけば、モニターを組み立てられるようになっています。
USB 3.0ケーブル。※USB3.0(Standard-A)→USB3.0(Standard-B)、約1.8m
DP1.4ケーブル。※約1.8m
HDMI2.0ケーブル。※約1.8m
電源ケーブル。
ACアダプター。
BenQ MOBIUZ EX2710Q ゲーミングモニター用の「モニタースタンド」。
デスクの接地面はV字になっており、安定感があります。
そして、モニターとの接続面。
先ほどのV字に接続し、固定することでモニターを支えられるスタンドの完成です。
こちらはケーブルの接続口を隠すための「入出力インタフェース」のカバー。
背面から見ても美しい設計になっています。
そして、BenQ MOBIUZ EX2710Q ゲーミングモニター本体。
画面サイズは27型ワイド。
表面処理は光沢がないノングレア。
ベースなしでのサイズは、縦約379mm x 横約614.1mm x 奥行き約64.1mmです。
パネルはIPSで、LEDバックライトを搭載。
私が現在使っているモニターと比較すると、若干の厚みと重みを感じます。
ベースなしだと5.2kgあるようです。
モニターアームを使用する場合には、耐久重量はチェックしておきましょう。
モニターの左下にはBenQのロゴマークが入っています。
下部のグリルに、うっすらと見えているのはスピーカーです。
treVoloスピーカー内蔵の本格的な高音質サウンドシステム、2.1Ch (2Wx2 + 5W ウーファー)を搭載していますので、スピーカーを後付けする必要もありません。
右下のスイッチでは、HDRモードを切り替えられます。
裏側を撮影。
外側に向かって流線形に湾曲しているデザインです。
モニタースタンドを取り付けた後に、裏側から見ると・・・近未来的でカッコイイ。
モニタースタンドの接続部分。
VESAマウント100mm x100mmを使用して、モニターアームも取り付けられます。
MOBIUZシリーズのロゴも、しっかりと刻まれています。
正面に入っていないところが・・・しぶい。
モニター裏には操作ボタンが集約。※設置後は右奥の裏側
中心にあるスティック状のボタンにより、スムーズかつ快適に設定できます。
途中で作っていたモニタースタンドを取り付けました。
パチン!と音がしたら固定完了です。
コチラがインターフェース。
- HDMI (v2.0) ×2
- DisplayPort (v1.4) ×1
- ヘッドフォンジャック
- USB Type-B ( Upstream ) ×1
- USB 3.0 ( Downstream ) ×2
これでスタンドとモニターの接続は完了です。
サイズは、高さ約425.8mm~525.8mm x 横幅614mm x 奥行き252.5mm。
重さは7.4kgとなっています。
左右の角度の調整、スィーベル(左/右)は15˚/ 15˚。
モニターを真正面に置かないような場合に、この角度調整は便利です。
高さ調整は100mmの幅(約425.8mm~525.8mm)があります。
上下の角度調整、ティルト(上/下) は-5˚ / 15˚。
上下の角度調整に関しては、あまり使う必要性は感じませんが・・・設置場所によっては使い勝手が良くなりそうですね。
- 画面サイズ:27 インチ
- WQHD(2560×1440)解像度
- パネル:IPS
- バックライト:LED バックライト
- 解像度:2560×1440
- 輝度:250cd/㎡
- 輝度(最大)(HDR):400cd/㎡
- HDR:HDR10,VESA DisplayHDR 400
- コントラスト比:1000:1
- 視野角(°):178°/178°
- 応答速度:2 ms
- 応答速度(MPRT):1 ms
- リフレッシュレート(Hz):165
- 色域:P3 95%
- アスペクト比:16:9
- 表示色:10.7 億色
個人的に注目したのは165Hzの高速リフレッシュレート。
1秒間に画面を165回書き換える(表示する)ということで、ゲーミングモニターとして圧倒的なスペックとなります。
SwitchやPS4など家庭用ゲーム機で言えば、60Hzで十分と言われている中で165Hzですから、十分すぎるスペックであることは伝わるのではないでしょうか。
また、ほとんどのテレビのリフレッシュレートが60Hzと言えば、いかに優れているかが伝わるかと思います。
BenQ MOBIUZ EX2710Q の使用感レビュー
では、BenQ MOBIUZ EX2710Q ゲーミングモニターを使っていきます。
設置場所に悩みましたが、ゲーミングパソコンとセットにして、モニターアームを使って設置しました。
これまでに使用していた24インチのモニターと入れ替える形にしましたので、より違いを感じると思います。
映像の綺麗さ
というわけで、まずは映像の綺麗さから。※ゲームはApex Legends
BenQ独自のHDRi技術によって3次元でRGBを調整し、優れた色彩を実現しているということですが・・・納得の美しい映像が楽しめます。
HDRiは、従来のHDRよりも
- 明瞭さ
- ディテール
- 色の効果
を大幅に強化する技術。
あらゆる場面において自動的に映像コンテンツの明るさを制御、そのうえでコンテンツの映像美を最大限引き出してくれます。
ゲームHDRiは、暗いシーンのディテールと色のグラテーションのコントラストを強調することで、没入感と視認性を向上。薄暗いバトルシーンでしっかりと敵キャラが見えると言った方がわかりやすいかもしれません。
シネマHDRiは、画像の色あせを防ぎつつ、コントラストとカラーパフォーマンスを向上し、本来の映像美を引き出すように調整してくれるのですが、テレビで映し出されている映像と比べると圧倒的な映像美です。
これまでに使ってきた24インチのモニターとは、別次元だと感じました。
高コントラストのおかげなのか、ディテールが細かく、立体感があるんです。
Apex Legendsのような「一人称視点」のゲームをやっていると、特に「没入感」があり、中に入り込んでいくような感覚を味わえます。
※ゲームモードは3種類(FPS/RPG/レーシング)搭載
ちなみにですが、24インチから27インチに画面のサイズがアップすると、かなり違います。
たった3インチですが・・・、感覚的には別物。
FPSのプロゲーマーには24インチが人気という話を聞いたことがありますが、このあたりは個人差があるのかもしれません。
原神などのオープンワールドゲームをプレイしても、色鮮やかさが活きると思います。
リフレッシュレート165Hzの力
165Hzの高リフレッシュレート、この点はやっぱりイイですね。
クリアで滑らかな映像体験を求めるなら間違いないです。
普段は144Hz、こちらも高リフレッシュレートの「ゲーミングノートパソコン」でFPSゲームをプレイをしてるのですが、それでも「多少の違い」を感じます。
さらに、応答速度GtG 2ms及びMPRT 1msというスペックが、明らかに滑らかなゲームプレイを可能にしてくれる印象です。
先ほど「多少の違い」と伝えましたが、この「多少の違い」がFPSゲームでは命取りになったりもするので、165Hzの高リフレッシュレートはありがたいと思います。
- Black eQualizer(暗い角や影に隠れている敵を見つけやすくする)
- Color Vibrance(色の鮮やかさを調整する機能)
- ブレ削減
- 明るさを調整できる機能Light Tuner
- FreeSync Premium
圧倒的サウンド
続いて、モニターの弱点ともいえるスピーカーの性能をチェック。
MOBIUZシリーズでは、treVoloスピーカーを内蔵しているということで、確かに一般的なモニターよりも「品質の良いサウンド」が出ます。
高価格帯のBluetoothスピーカーに引けを取らないサウンドは、重低音もズンズンと響くし、ステレオ感も高い。
2W×2と5Wウーファーの2.1 Channelというのは、やっぱり伊達じゃないですね。
なお、選べるサウンドモードは5種類(FPS、レーシング、スポーツ、シネマ、ライブ/ポップ)。
例えばFPS ゲームの場合=サウンドのローカライズを強調し、ソフトな足音や敵が使用している武器を識別できます。プレイヤーが実際に戦場にいるかのように攻撃または防御することが容易になります。
例えばシネマの場合=映画館の音と音場を参考にして、会話の明瞭さと背景音楽の雰囲気を両方大事にするシネマモードでは、視聴者は視覚と聴覚の両方で映画に完全に没頭させます。
ゲームだけではなく、映画やYouTubeなども快適に楽しめるのも嬉しいモニターだと思います。
ちなみに、原神のようにキャラクターボイスがたくさん入っているゲームをやっていると、特にスピーカーの性能の高さを感じさせてくれますのでオススメです。
WQHD(2560×1440)解像度は、汎用性が高い
ディスプレイの解像度の規格「WQHD(2,560×1,440)」は、ゲームにも仕事にもオールラウンドで使用できるものであり、汎用性が高いモニターになっています。
解像度の大きなモニターはドットの密度(dpi)が高く、鮮やかで精密かつリアルな映像美および10ビット色深度によって10億7000万色のカラーを表現することが可能なので、高解像度の画像や映像を見るのに最適。
特に動画編集・グラフィックデザインなどを行っている人にオススメではないでしょうか。
27インチと言うサイズにおいて、フルHD(1,920x1,080)と4K(3,840x2,160)の中間となるWQHD(2,560×1,440)は、文字サイズなども見やすく、実用的だと思います。
※27インチで4Kの解像度になると、文字が小さく表示されて読みづらくなることがあります
モニターの設定・操作性
BenQ MOBIUZ EX2710Q ゲーミングモニターを正面にして、右手を伸ばした先、右奥に操作ボタンが集約されています。
真ん中の操作ボタンはスティックのようになっているんですが、こちらのおかげで様々な設定を「簡単」に行う事が可能です。
上から何番目のボタンを押すと下、上、そして、真ん中のボタンが決定・・・のようなことがないので、過去一で使い勝手が良いと感じています。
長時間使用してみた感想
業界最先端のBenQ独自のアイケア技術によるのか、長時間使用してみましたが目の疲れなども感じにくい。
私はパソコンの前にいる時間が「とにかく長い」ので、これは本当に助かります。
ブルーライト軽減機能を使用すると、多少モニターが黄ばんだような色になりますが、普段使いとしてはこれで十分。
なお、APEXのような激しいゲームの場合、色鮮やかな分「目が疲れやすくなる」かと思っていたのですが・・・、見えやすい映像=疲れ目になりにくいと気づかされました。
いやぁ、凄い。
以前から使ってきた24インチのモニターの性能も、決して悪いわけではないのに・・・モニターの進化を感じさせられました。
まとめ
BenQ MOBIUZ EX2710Q ゲーミングモニターをテスターとして、約一か月間使ってみた感想のまとめとしては、最高の一言。
ゲーム用としてはもちろんのこと、広々としたデスクトップスペースは仕事用としても快適。
映像、音、サイズ、性能、どれをとっても非の打ちどころがありません。
設置スペース・感覚的に27インチが大きすぎると感じる方もいるかもしれませんが、個人的にはドンピシャでした。
そんなBenQ MOBIUZ EX2710Q ゲーミングモニターの詳細については、BenQ公式サイトをお確かめください。
→BenQ MOBIUZ EX2710Q ゲーミングモニター
コチラに設置する前に、モニタースタンドの状態のままでしばらく使用していましたが、非常に使い心地が良かったです。
上下左右に角度をズラせるのが、思いのほか快適。
V字のスタンドは安定感もあって、ゲーミングスペースをオシャレ空間にしてくれていました。
ある程度テストが終わったら別の場所で再撮影したいと思います。