少し大きめのディスプレイを搭載した、とにかくハイスペックでヌルヌルと動くゲーミングノートパソコンを探している。
そんなアナタにASUSが販売している「ROG Zephyrus S17 GX703HS (GX703HS-I9R3080U120)」を紹介します。
レビューをするにあたり、実際に2週間ほどレンタルさせていただいてFPSゲームをプレイさせてもらったのですが・・・・ゲーミングパソコンの中で、間違いなく「過去一」の使用感と性能でございました。
実は一か月ほど前から別メーカーの最新ゲーミングデスクトップパソコンを使用するようになったんですけど、完全に「ROG Zephyrus S17 GX703HS」には性能負け。
サクサク・ヌルヌル動いてくれる感じ&映像美が違いすぎて驚いてしまいました。
そんな「ROG Zephyrus S17 GX703HS (GX703HS-I9R3080U120)」が届いたところから、使用感を正直にまとめていきます。
私はレビュー記事を書くにあたって「最後に価格」をチェックするようにしているのですが、この性能だったら、このくらいの価格になるのかもしれない…と納得でございました。
目次
ROG Zephyrus S17 GX703HS 開封の儀
それでは、ROG Zephyrus S17 GX703HSが届いたところから紹介していきます。
レンタル品をお借りしてレビューをしていますので、新品で購入する場合と内容が異なる可能性があります。
予めご了承ください。
こちらがROG Zephyrus S17 GX703HSのパッケージです。
ゲーミングパソコンらしいブラックとレッドのデザインになっており、めちゃめちゃカッコいい。
日常を超えた素晴らしい体験を世界中のゲーマーや愛好家に提供することを目的とした、ROG (Republic of Gamers)のロゴマークがはいっています。
ちなみに、写真では伝わりにくいかと思いますがパッケージは、かなり大きいです。
何故こんなにも大きいのか?と思いながら開封してみると、このパッケージの中に、さらにケースが入っていたからでした。
これだけ厳重に緩衝材で固められていたら、配送時に故障は少ないでしょうね。
中に入っていたものを並べてみました。
ROG Zephyrus S17 GX703HS本体は右側のケースで、左のケースにはACアダプターが入っています。
ROG Zephyrus S17 GX703HS本体が入っているケースは、斜めに開けられるようになっていました。
こういったちょっとした仕掛けが、購入者のテンションを上げてくれるんですよね。
ROG Zephyrus S17 GX703HS本体の下には、製品マニュアル、取扱説明書類が入っていた感じです。
ROG Zephyrus S17 GX703本体を紹介する前に、もう一つのケースを紹介しておきます。
ケースをあけてみると、ACアダプターがはいっていました。
こんなにもしっかりとした形でACアダプターがはいっていたことがないので・・ちょっと感動します。
こちらがROG Zephyrus S17 GX703HS本体。
17.3型のワイドTFTカラー液晶を搭載していることもありまして、本体は割と大きいですが、かなりスリムな印象です。
サイズは幅394.9mm×奥行き264.3mm×高さ19.99~22.5mmとなっており、重さは約2.75kg。
カラーはオフブラックということですが、マット系のブラックという印象で、めちゃめちゃカッコいい。
いわゆるガジェット系に好まれるカラーと質感だと思いますが、いかがでしょうか?
本体へのデザインとしては、ROG (Republic of Gamers)の文字と・・・
ロゴマークが、さりげなく刻まれています。
無数の穴が空いているような雰囲気ですが、こちらはデザインです。
キーボードは、95キー英語光学メカニカルキーボード (オールキー RGB イルミネートキーボード)を採用。
テンキーがついているので、日常的な使用としても使いやすいと思います。
ちなみにキーボードは、ディスプレイを立ち上げることによって変形する構造(浮かび上がる)で、快適なタイピングが出来るようになっています。
浮かび上がってくる角度は「5°」。
ちょっとした角度ではあるんですが、この角度によって驚く時ほど快適にタイピングが出来るようになります。
この構造、すべてのノートパソコンに搭載してほしいです。
オールキー RGB イルミネートキーボードは、暗闇の中で立ち上げると綺麗さが際立ちます。
イルミネーションはボタン一つで自由に切り替えることが出来るので、好みの雰囲気にカスタマイズしていきましょう。
見た目は、まさにゲーミング用のキーボードといった感じでしょうか。
実際にキー入力をしてみると、カチカチと独特な音を奏でてくれるのですが、この音がとても心地が良い。
ノートパソコンを色々と触ってきた自分ですが、過去一の打感です。
キーの大きさなどは一般的なサイズだと思います。
ポインティングデバイスとしてマルチタッチ・タッチパッドがセンターについています。
横13cm、縦8.5cmと、少し大きめのマルチタッチ・タッチパッドになっていますので、とても使いやすいです。
こちらのマルチホイールは、ファンクションを自由にカスタマイズできるようになっているみたい。
ゲームプレイ中に回してみると、音量の上げ下げを行うことが出来ました。
本体を正面にして右側のインターフェースです。
USB3.2 (Type-A/Gen2)×2。
少々見えにくいですが、カードリーダーもついています。
SDXCメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDメモリーカードに対応していますから、データのやり取りもしやすそうです。
反対側のインターフェースです。
外部ディスプレイ出力としてHDMI、LANポート(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T (RJ45))、USB3.2 (Type-A/Gen2)、Thunderbolt 4 (Type-C) 、USB3.2 (Type-C/Gen2) 、オーディオ(マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1)がついています。
必要な接続口が一通り揃っている感じなので、とても使いやすい感じですね。
最近のノートパソコンは軽量化を進めるがゆえに、接続口が少なくなりすぎて使いにくくなったりしているので、この基本仕様はありがたい。
ディスプレイを立ち上げてみました。
17.3型ワイドTFTカラー液晶となっているディスプレイは、やっぱり大きいですね。
表面仕様はノングレア。光沢のないディスプレイになっていますので、長時間プレイしていても目が疲れにくいと思います。
解像度は3,840×2,160ドット (UHD) (120Hz)で、タッチパネルは非搭載。
グラフィックスボードはNVIDIA® GeForce RTX™ 3080 Laptop GPUを搭載しているなど、まさにハイスペック。
冷却システムとしては、ROG独自のものを搭載。
前モデルの構造に比べて最大で約50%エアフローが向上したことによって、内部の温度を低減しているんだとか。
ゲーミングノートパソコンは往々にして熱問題が起こりやすいので、この冷却システムは試してみるのが楽しみですね。
こちらは、92万画素のWebカメラ。
ゲームをしながら実況配信をしたいと思われている方であれば、こちらのカメラを使って自撮りをしながら配信をするのも良さそうです。
後付けしなくても、この画素数のカメラが普通についてくる時代なんですね…。
ログインに関しては指紋認証機能を利用できます。
正直言ってパスワードは盗まれたり、いろいろと問題がありますので・・・この指紋認証システムは有難い。
その他、ROG Zephyrus S17 GX703HSの主なスペックは以下の通りです。
- インチ : 17.3型
- CPU : インテル® Core™ i9-11900H
- OS : Windows 10 Pro
- メモリ : 32GB
- ストレージ : SSD : 2TB
- グラフィックス : NVIDIA® GeForce RTX™ 3080
完全にハイスペックです。非の打ち所がありません。
パソコンの頭脳であるCPUは最新第11世代インテル i9-11900H搭載。※最上位クラス
メモリは32GB。※ゲーム用なら16GBあれば十分といわれているなかで、倍搭載
ゲーミングパソコンにとって重要なグラフィックボードも「NVIDIA® GeForce RTX™ 3080」を搭載しているなど、そこら辺の重たいと言われているゲームをプレイしたとしても全く問題のないレベルです。
正直言って、このスペックのパソコンを使用して「ヌルヌルと動かないゲーム」があったとしたら、自宅の回線速度を疑ったほうが良いかと思ってしまうくらいですね。
ROG Zephyrus S17 GX703HSでFPSゲームを体験!
では、ROG Zephyrus S17 GX703HSを使ってFPSゲームをプレイしていきます。
今回テストプレイするのはAPEXという人気FPSゲームです。
某元プロゲーマーであり、現ストリーマーの方が「APEXが動くなら、大抵のゲームがサクサクと動く」とおっしゃっているし、普段からプレイしているゲームのほうが比較しやすいので、こちらを選ばせていただきました。
映像は4K&120Hz&3msで綺麗
まず、映像に関しては「ものすごく綺麗」です。
画面を録画し、録画したデータを再生したものをキャプチャしましたので、多少劣化しているとは思いますが・・・写真を見ていただいても綺麗じゃないですか?
描写については4Kだからでしょうか?色鮮やかな映像を再現してくれている印象なので、細かい部分までよく見えます。
FPSゲームで言うなら「遠くの敵を視認しやすい」という感じ。
一般的なテレビやモニターのリフレッシュレートが60Hzであることを考えたら、120Hzが如何に快適な映像を実現できるか…ご理解できるかと思います。
逆に自分の場合は、最近まで240Hzのモニターを使用していたので「悪い意味で違い」を感じるかな?と思っていたのですが、私のようなレベルでは「大きな違い」は感じませんでした。
むしろ、「ROG Zephyrus S17 GX703HS」のほうが綺麗な映像のように感じたので、「色鮮やかさ」って結構重要なのかもしれません。
ちなみに応答速度は3ms。数字が低いほうが高性能となりまして、ゲーム用と考えるなら7ms以下が望ましいと言われていますので十分すぎる性能です。
これだけの機能が揃っていれば、滑らか+残像のない映像にてゲームに没頭できるのは間違いないと思います。
操作性に関して
操作性に関しては、ものすごくイイです。
角度5°&打感が最高のキーボードを搭載しているので、慣れていないゲーミングノートパソコンなのにスムーズにゲームに没頭できました。
普段使っているゲーミングノートパソコンは、傾斜をノートパソコンクーラーでつけるようにしていたのですが、この「角度5°」が自動的につけらえる構造であれば必要はないのかもしれません。
なお、USBポートは両サイドにありますのでマウスも接続しやすい。
ROG Zephyrus S17 GX703HSが1台あれば、ゲームをやるための最強装備が簡単にそろってしまう感じです。
放熱問題に関して
放熱に関しては、いわゆるゲーミングノートパソコンの「熱さ」を感じます。
ただ、ほかのゲーミングノートパソコンよりも熱が全体に広がっている感じがしますので、一点集中で熱くなりすぎるのは防いでいるような印象です。
ちなみに、17インチ対応のノートパソコンクーラーを組み合わせると、更にしっかりと放熱してくれましたので、やっぱりクーラーはセットにするのがベストだと私は感じました。
この辺りはプレイしている室内環境にもよるので、個人差はあるかと思いますけどね。
携帯性など
17インチのゲーミングノートパソコンとして考えると、とても薄型なので「携帯性も良い」と思います。
ただ、ディスプレイが大きい分、本体の大きさも当然大きくなるため、常に持ち歩いて使用するというよりも、場所を固定して使用するノートパソコンになりそうです。
お値段がお値段なだけに・・・あまり持ち歩いて故障原因を作ってしまうよりも、室内用と決めて使用することをオススメしたいですね。
サウンドに関して
サウンドサウンド規格はハイ・デフィニション・オーディオ準拠ということですが、音も最高に聞き取りやすい印象です。
内蔵スピーカーの性能が劣ってしまうとゲームには不利に働いてしまうことが多いんですが、こちらのROG Zephyrus S17 GX703HSは全く問題なし。
むしろ、スピーカーに期待していなかった分・・・期待を良い意味で大きく裏切られました。
ヘッドホンやスピーカーを後付けする必要が全くない、そんな心地よいサウンドをROG Zephyrus S17 GX703HSで楽しめます。
まとめ
ROG Zephyrus S17 GX703HSを使用し始めて最初に感じたことは、素直に「すごい」でした。
奥さんにも「ROG Zephyrus S17 GX703HS」の映像をチェックしてもらったのですが、「綺麗すぎる」の一言。
ゲーミングノートパソコンを購入するにあたって一番気を付けるポイントは、ヌルヌル動くのか?という問題なのですが、ROG Zephyrus S17 GX703HSであれば何の心配もいらないでしょう。
少し大きめのディスプレイを搭載した、とにかくハイスペックでヌルヌルと動くゲーミングノートパソコンを探しているのであれば、「ROG Zephyrus S17 GX703HS」を是非候補に入れてみてください。
「最高のゲーム体験」をご自宅で楽しめると思います。
詳細はROG Zephyrus S17 GX703HSを販売されている、ASUS公式サイトをお確かめくださいませ。
→ROG Zephyrus S17 GX703HS