内容説明
本書は次のような点に留意して執筆した。(1) 1変数の微積分における基礎知識を想定している。(2) 図形的な理解が大事であるので、定理や例の説明に300点近くの図を挿入した。(3) 主に2変数の関数を扱った。そこで用いるアイデアの多くは、そのまま3変数以上の関数にも通用するものである。(4) 難易度の高い証明は最終章にまとめることで、まずは多変数の微積分の面白さや基本的な計算テクニックを学べる構成にした。また、理解を深めるために例題や演習問題も多く配置している。
目次
第1章 多変数の関数
第2章 偏微分と全微分
第3章 極値問題
第4章 重積分
第5章 線積分と面積分
第6章 証明とその背景