内容説明
材料力学そのものは、機械分野のみならず、建築分野、土木分野などのいろいろな分野に共通な学問であるが、本書は、「機械系の」と冠するように多くの機械に存在する回転軸系の強度の問題、複雑な形状を持つ部品から構成されている機械の強度の問題などを取り扱っている点が特徴である。
目次
材料力学小史と機械系の材料力学
第1編 基礎材料力学(材料力学の基礎事項
弾性体における応力、ひずみ、構成方程式
棒状部材(一次元部材)解析の基礎
引っ張り、圧縮を受ける棒状部材の応力、ひずみ、変形
ねじりを受ける円形棒状部材(軸)の応力、ひずみ、変形
曲げを受ける棒状部材(はり)の応力、ひずみ、変形)
第2編 材料力学特論(圧縮を受ける細長い棒状部材(柱)の座屈
ねじりを受ける円形断面以外の棒状部材のねじり解析
せん断を受ける棒状部材(はり)の応力、せん断中心
エネルギー原理による解法)