内容説明
本書は、さまざまな身近な現象が数学の言葉で表現できること、そして数学的に記述された方程式を解析することによって、現象の理解が進むことを実感できる本である。ガリレオ・ガリレイは、自然という書物は数学という言葉で書かれているという趣旨の至言を述べたことで有名だが、本書の趣旨も同じである。
目次
身近にあふれる界面現象
第1部 準備編(平面曲線と曲率に関する基本事項
界面現象を数学的に記述するための準備)
第2部 基礎編(等周不等式とその精密化
異方性と等周不等式の一般化
さまざまな勾配流方程式と曲率流方程式)
第3部 発展編(さまざまな界面現象にみられる移動境界問題1
さまざまな界面現象にみられる移動境界問題2
数値計算とその応用)