大阪ガスとENEOS、国産合成メタンの大規模製造検討 グリーン水素活用
大阪ガス(大阪府大阪市)とENEOS(東京都千代田区)は8月29日、大阪港湾部において、再エネ由来のグリーン水素を活用した、国内初となる国産の合成メタン「e-メタン」の大規模製造に関する共同検討を開始したと発表した。
e-メタン、年6000万m3製造
両社は今後、大阪港湾部にて、ENEOSが海外から調達したグリーン水素と、大阪ガスが近隣の工場などから調達したCO2を原料にe-メタンの製造(メタネーション)を実施。2030年から大阪ガスの都市ガス1%(一般家庭約25万戸相当)に相当する、年6000万m3(1万Nm3/h)の製造を目指す。
製造したe-メタンは、大阪ガスの泉北製造所を通じて、都市ガスを利用の顧客に供給する予定だ。なおこの規模のe-メタンを製造するのは、国内では初めての取り組みとなる。
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