業界連携型DLT実証実験

業界連携型DLT実証実験環境では、金融機関やITベンダーなどの広範な関係者のご協力をいただきながら、ブロックチェーン/分散型台帳技術(注1、Distributed Ledger Technology。以下「DLT」という。)の金融インフラへの適用可能性に関する実証実験や調査・検討を行っています。

本環境には33社の本邦金融機関(注2)や関連諸機関が参加しているほか、金融機関やITベンダー等が開発した、金融インフラに関するDLTアプリケーションの展開・実証実験のご提案・ニーズ調査などを受け付けております。

広範な参加者の知見を広く集め、金融インフラに関する様々なユースケースに対する実証実験や調査・検討を進めることにより、技術的な課題の解消のみならず、新たなビジネスの創出、業務オペレーションの効率化及びコストの削減等に寄与することを期待しています。

  • DLTは、ネットワークの参加者間で権利の移転を相互認証し、暗号技術を用いて実質的に改ざん不可能な形で台帳を共有する技術基盤です。いわゆるフィンテックの中でも、国際的に最も注目を浴びている技術の一つであり、低コストで、高い可用性・安全性を持った、共有型インフラ構築を可能にすると言われています。
  • 2017年8月現在。原則として東京証券取引所もしくは大阪取引所の取引参加者、日本証券クリアリング機構の清算参加者を対象とします。