外資系企業動向

スペインの自然言語処理サービスのプロバイダー Pangeanicが東京都に日本法人を設立

2023年02月13日

Pangeanic外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます は、スペイン・バレンシア州に本社を置く、機械学習を活用した自然言語処理ツールを開発する企業。2000年に設立以降、米国（ボストン・ニューヨーク）、ロンドン、香港、上海に拠点を構える。

同社の機械学習を活用した自然言語処理ツールは文書やエクセル、パワーポイントなどあらゆる媒体の翻訳が可能で、クラウド型とオンプレミス型の両方に対応している。スピーディーな機械翻訳から、機械翻訳と翻訳者の確認からなる高い精度の翻訳も提供する。また、自動車や金融、法律分野、ライフサイエンスなど各産業分野に特化した翻訳システムを提供しているのも特徴だ。

拠点設立
2021/11
進出先
東京都
  • デジタル・AI
  • スペイン

EUのGDPR（EU一般データ保護規則）や、米国のCCPA（カリフォルニア州 消費者プライバシー法）、HIPPA（医療保険の携行性と責任に関する法律）、日本のAPPI（個人情報保護法）に対応した同社の匿名化サービスは、AIを活用し、企業が取得したデータから個人が特定される情報を全て匿名化することを可能とする。個人を特定せずに医療関連などのビッグデータとして使用することができる。

翻訳のみでなく、匿名化、データ収集、要約、音声文字変換、感情分析、電子情報開示といった、AI と自然言語処理の組み合わせを専門とする人工知能開発企業として、世界各国の政府機関、国際機関、多国籍企業、翻訳会社などにソリューションを提供している。

同社は、これまで20年間、日本国内でPangeanicのサービスを提供してきたパートナー企業の事業を継承し、2021年11月、東京都にPangeanic Japan合同会社を設立した。

同社の日本拠点設立に際し、ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター（IBSC）は、コンサルテーション（登記、税務、労務）、サービスプロバイダーの紹介（行政書士）を行った。

Deep Adaptive Machine Translation “PangeaMT”

AI-Powered anonymization system “MASKER”

日本での拠点設立をサポートします

ジェトロIBSCでは、外国企業・在日外資系企業向けに、拠点設立に伴う登記手続やビザ申請等のサポートなど、企業のニーズやビジネスフェーズに合せた各種支援メニューを用意しています。

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