更新情報モーリシャス共和国経済開発総局 (EDB: Economic Development Board)が東京都に駐在員事務所を設立

モーリシャスはインド洋に浮かぶ島国で、世界銀行のビジネスのし易さランキング2020において世界第13位、アフリカにおいてはトップの地位を誇る。また、アフリカにおいて最も経済発展の進んだ国のひとつである。日本企業にとってアフリカ進出の拠点となりうる将来有望な投資先として注目されている。

EDBは貿易、投資の促進など、国家の経済開発を総括する首相府直轄の政府機関である。フランス、インド、南アフリカ、中国の海外拠点にはEDB職員が常駐している。モーリシャスは、多くのアフリカ諸国・地域が加盟している南部アフリカ開発共同体（SADC）や、東南部アフリカ市場共同体（COMESA）などの自由貿易協定に参加していることから、域内貿易拠点として良好な投資環境を備えている。

同機関は2019年8月、金融セクターに加え、情報通信技術、海洋経済、ビジネスプロセスアウトソーシング、ライフサイエンス、ヘルスケア、観光、不動産開発など多岐にわたる産業に、より戦略的に日本からの直接投資・貿易を促進するため、東京都にEDB日本事務所を設立した。

日本駐在員事務所設立に際し、ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター（IBSC）は、テンポラリーオフィスの貸与、コンサルテーション（登記、ビザ、税務、労務）、PR支援、サービスプロバイダーの紹介を行った。