埼玉県川越市は都心からのアクセスも良く、日帰りで観光するにはぴったりなエリア。なかでも、風情ある街並みが残る川越一番街商店街には、名物のさつまいもを使ったお菓子をはじめ、食べ歩きグルメを楽しめる店がたくさんあります。
この記事では、川越でおすすめの食べ歩きグルメ・スイーツを紹介します。ぜひ参考にして、お出かけしてみてくださいね。
「食べ歩き」はしても「歩き食べ」はNG
「食べ歩き」とは、その街・エリアのお店に行って、様々なグルメを楽しむこと。中には歩きながらものを食べる「歩き食べ」をする人がいますが、他の観光客やお店への迷惑行為となってしまうので、絶対にやめましょう!マナーを守って食べ歩きを楽しんでくださいね。
川越の食べ歩きグルメ
龜屋の「川越芋のシュークリーム」
西武線本川越駅から徒歩15分、川越一番街商店街の入り口に店を構える龜屋は、1783年創業の歴史ある和菓子屋です。
名物は「川越芋のシュークリーム」。川越のさつまいもをクリームに練り込んだシュークリームです。生地には米粉を使うことで、香ばしさが口に広がるように作られています。
ほかにも芋ようかんなど、さつまいもの名産地として知られる川越ならではの和菓子が揃っていますよ。
菓匠右門 一番街店の「いも恋」
菓匠右門は、埼玉県内に7店舗を構える“芋”の店。スイーツからおこわまで、芋を使った様々な商品があります。
おすすめは「いも恋」。餅粉と山芋を混ぜた生地で、さつまいも餡とつぶ餡を包んだまんじゅうです。
輪切りされたさつまいもの歯ごたえ、つぶ餡の中にほんのり残る小豆のなめらかさ、生地のもちもち感を楽しめます。さつま芋と小豆の甘さが絶妙なバランスで、飽きのこない美味しさですよ。
店頭ではアツアツの蒸したてを食べられますが、常温で持ち帰りも可能。食べ歩きにも、お土産にもいいですね。
埼玉県川越市幸町1-6
【菓子売場】10時~18時【茶房】11時~17時(芋おこわがなくなり次第終了)
年末年始
西武鉄道本川越駅より徒歩17分
なし
「菓匠右門 一番街店」の詳細はこちら
(画像提供:内田 静穂)
くらづくり本舗一番街店の「くらづくり最中 福蔵」
くらづくり本舗は、明治時代の1887年に餅菓子専門店として開業。大きな看板が目を惹く老舗です。
「くらづくり最中 福蔵」は、年間350万個も販売されている看板商品。川越に多く残る“蔵”をイメージした最中で、中にはつぶ餡と餅が入っています。
餡は北海道十勝平野産の小豆を100%使用し、ふっくらと丹念に炊き込んだ自家製。餡の中には佐賀県産のひよく米と、滋賀県産の産羽二重糯(はぶたえもち)という餅米をつきあげた餅を入れるなど、全ての素材にこだわっています。
香ばしく軽い歯ごたえの最中は、口の中で滑らかに溶けていきます。中にずっしりと詰まった餡と餅の相性も抜群です。
(画像提供:内田 静穂)
川越パターテの「ボロネーゼソースのニョッキ」
紫色ののれんが目印の川越パターテは、ニョッキやジェラートを味わえる店です。
店で人気の「ボロネーゼソースのニョッキ」は、つるんとした食感で食べやすいメニュー。ごろっとしたひき肉が、小麦粉と北海道産ジャガイモを混ぜて作った自家製ニョッキにしっかりと絡まり、旨みを引き立てています。甘いもの続きで塩気が欲しくなったときにはぴったりですよ。
(画像提供:内田 静穂)
中市本店の「ねこまんま焼おにぎり」
江戸末期創業の中市本店は、鰹節・昆布・煮干しなど様々な乾物を販売している乾物屋。川越一番街商店街を訪れたら必ず立ち寄るという人も少なくないのだとか。
そんな老舗で味わえるのが、店名物の鰹節をたっぷりまぶした「ねこまんま焼おにぎり」です。埼玉県産コシヒカリのおにぎりを炭火で焼き、表面に自家製のだし醤油を塗り、最後に本鰹節をたっぷりまぶして完成。一口食べるとほろっと米がほどけ、だし醤油と鰹節の旨みが広がります。
販売開始の12時にはすでに行列ができていることも多いので、早めに並ぶのがおすすめです。
埼玉県川越市幸町5-2
10時~19時(ねこまんま焼おにぎりの販売は12時~売切れまで)
水※祝日除く火・木はねこまんま焼おにぎりの販売はなし
西武鉄道本川越駅より徒歩10分
なし
「中市本店」の詳細はこちら
(画像提供:内田 静穂)
甘味茶房かすがの「おだんご」
つなぎにさつまいもを使った芋そうめんが名物の甘味茶房かすが。築120年の蔵を改装した味のある佇まいが印象的です。
食べ歩きなら、お店の入り口で販売している「おだんご」がおすすめ。うるち米からできた上新粉100%使用の、しっかりとした歯ごたえが特徴です。おこげができた部分はカリカリ食感で、醤油ダレとも絶妙にマッチしています。
(画像提供:内田 静穂)
大学いも・川越いわたの「大学いもパフェ」
川越の観光名所である、時の鐘の近くに店を構える大学いも専門店。創業から90年以上受け継ぐ伝統の手づくり製法で仕上げた逸品は、素朴な美味しさが評判です。
食べ歩きにぴったりなのが、濃厚なさつまいも味のソフトクリームに、お店自慢の大学いもをトッピングした「大学いもパフェ」。片手サイズの小さなパフェですが、ソフトクリームには芋のペーストが練り込まれており、見た目以上にボリュームがありますよ。
小江戸おさつ庵の「おさつチップ」
赤い2つの番傘が目印の小江戸おさつ庵は、テイクアウトの芋スイーツ専門店です。
川越名物のさつまいもを大胆にスライスして作られた「おさつチップ」は、塩味の効いたさつまいもの風味とパリパリとした食感がくせになるメニュー。色んな種類の中から好きな味を選べるディップソース付です。特におすすめなのは塩バターソース。さつまいもの甘さをより一層引きたたててくれます。
また、夏場はさつまいも味のソフトクリームにおさつチップを添えた「おさつチップ付ソフトクリーム」(350円)が、見た目もかわいいと評判です。
(画像提供:内田 静穂)
小江戸coffee mame蔵の「水出しコーヒー」
石畳の小路にある、古民家を改装したレトロな雰囲気のコーヒースタンドです。大通りから外れた場所なので、散策中の休憩など人ごみを避けてゆっくり過ごしたい時にもおすすめ。
店の自慢は、近くにある姉妹店で自家焙煎した豆を使った「水出しコーヒー」。8時間かけて抽出することで生まれる味わい深さが魅力です。一口飲むと、コーヒーのいい香りとすっきりした後味に癒されますよ。
そのほか、マンゴージュースやレモネードなど、ドリンクメニューも充実しています。
(画像提供:内田 静穂)
川越ベーカリー 楽楽の「お味噌のパン」
川越ベーカリー 楽楽は、店主のこだわりがたっぷり詰まったパン屋。全てのパンを北海道産の小麦で作っており、もっちりとした食感のパンを追求しているのだとか。
「お味噌のパン」は、北海道産の小麦と餅粉をブレンドした生地に、埼玉県産の秩父味噌を練りこんだ逸品です。表面のクッキー生地も味噌風味で、味噌の香ばしさとほのかな塩味、パンの甘さのバランスが絶妙です。
観光客だけでなく、地元の人からも親しまれていて、週末には行列ができることもしばしば。「お味噌のパン」目当てなら、午前中に来店するのがおすすめです。
(画像提供:内田 静穂)
大手前の「元祖肉巻きメンチカツ」
川越市役所の目の前にある、揚げ物専門店の大手前。コロッケやチキンカツなどを手ごろな値段で味わえます。
看板メニューは「元祖肉巻きメンチカツ」。牛肉を使用したメンチカツのタネを豚バラで巻いてから、衣をつけてカラッと揚げています。注文後に揚げてくれるため、できたてアツアツを堪能できるのが嬉しいところです。
一口食べると、サクッとした衣とジューシーな豚肉、牛肉の肉汁が口の中に広がります。2種類のお肉の旨みがたっぷり詰まっています。
埼玉県川越市元町1-8-25
10時~18時
月・木・金
西武鉄道本川越駅より徒歩20分
なし
(画像提供:内田 静穂)
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内田 静穂
白米とお肉、温かいスイーツと冷たいアイスが好き。カフェ、水族館など、女子なスポットや、謎解きなどちょっと頭を使って遊ぶ場所も大好きです! 要は美味しいもの、楽しいことに目がありません。現在はライター事務所ショートカットに所属し、日々修行中!