〈特集〉アメリカ大統領選挙

2024年11月5日、アメリカ大統領選挙が行われます。選挙の仕組みやアメリカ政治、そしてトランプ政権について、理解の一助となりうる小社の関連書をご紹介します。

 暴力とポピュリズムのアメリカ史──ミリシアがもたらす分断 【岩波新書】

　二〇二一年米国連邦議会襲撃事件が繰り広げる異様な光景を読み解き、暴力文化とポピュリズムの起源をたどる異色のアメリカ通史。

著者： 中野博文
刊行日： 2024年1月19日
価格：本体 940円（税込み 1034円）

 アメリカ大統領選 【岩波新書】

　米大統領選挙のわかりやすい解説から、予備選・本選での現場ルポ、二極化する大統領選の闇まで、４年に１度の見どころを総ざらいします。

著者： 久保文明、金成隆一
刊行日： 2020年10月20日
価格：本体 840円（税込み 924円）

 アメリカとは何か　自画像と世界観をめぐる相剋 【岩波新書】

　ポピュリズムやナショナリズムの台頭、社会的分断の深化、Qアノンはじめ陰謀論の隆盛、専制主義国家による挑戦などを前に、理念の共和国・米国のアイデンティティが揺らいでいる。今日の米国内の分断状況を観察し続けてきた著者が、その実態を精緻に腑分けし、米国の民主主義、そしてリベラル国際秩序の行方を展望する。

著者： 渡辺 靖
刊行日： 2022年8月19日
価格：本体 860円（税込み 946円）

大統領でたどるアメリカの歴史 【岩波ジュニア新書】

　初代ワシントンからオバマまで歴代大統領の足跡を辿りながら描くアメリカ史。国際社会をリードする超大国アメリカを率い、世界に強い影響力を及ぼすアメリカ大統領はどのような指導力を発揮してきたのか――。わかりやすく解説。

著者： 明石和康
刊行日： 2012年9月20日
価格：本体 900円（税込み 990円）

壁の向こうの住人たち  アメリカの右派を覆う怒りと嘆き

　もはやアメリカは "ユナイテッド・ステイツ" ではない。なぜ分断はこれほど深いのか。カリフォルニア大学バークレー校の著名学者が、最貧州の一つ南部ルイジアナ州に暮らす共和党支持派の白人中間層の心情に向き合い、米国を分断する "共感の壁" を越える手がかりを探った。本書は広く反響を呼び、2016年度全米図書賞ノンフィクション部門にノミネートされた。

著者： A．R．ホックシールド／布施由紀子 訳
刊行日： 2018年10月25日
価格：本体 2,900円（税込み 3,190円）

 それを，真の名で呼ぶならば

　選挙の不正とトランプ政権の横暴、女性蔑視、民族・人種差別、貧困、そして、気候変動と災害――。現在の危機を歴史から再考し、予測不能な未来への希望を見いだす。現代アメリカの水先案内人による、勇気に満ちたエッセイ集。

著者： レベッカ・ソルニット／渡辺由佳里 訳
刊行日： 2020年1月28日
価格： 2,200円（税込み 2,420円）

 リンカーン演説集【岩波文庫】

　「人民の、人民による、人民のための政治」と唱えたリンカーン。南北戦争の苦難と試練をへて奴隷解放につくした彼の生涯は、著述一冊を残すいとまのないほどの多忙と嶮難の連続であり、この演説だけが彼の人格と思想とを窺い知る唯一のものである。

著者： 高木八尺、斎藤光 訳
刊行日： 1957年3月25日
価格：本体 780円（税込み 858円）

 アメリカの黒人演説集――キング・マルコムX・モリスン他【岩波文庫】

　自由と平等はアメリカの夢と嘘でもあることを明かす黒人の歴史。奴隷にとって7月4日とは何か問いつめたダグラス。南北戦争後も偏見と闘った男たち女たち。公民権運動、キング牧師、マルコムXの闘争、ハーストンやモリスンの溢れる物語をへて、オバマの時代まで21人の声を聴く。

著者： 荒このみ 編訳
刊行日： 2008年11月14日
価格：本体 1,070円（税込み 1,177円）

 シリーズ アメリカ合衆国史 〔全４冊〕【岩波新書】

　近代世界においてつねに強い光を放ち、深い影を落としてもきたアメリカ。最新の研究成果にもとづき、一国史を超える豊かな視座からその歩みを叙述する通史。

第１巻　植民地から建国へ 19世紀初頭まで
　和田光弘 著／2019年4月19日刊行／本体 840円（税込み 924円）

第２巻　南北戦争の時代 19世紀　
　貴堂嘉之 著／2019年7月19日刊行／本体 840円（税込み 924円）

第３巻　20世紀アメリカの夢 世紀転換期から1970年代
　中野耕太郎 著／2019年10月18日刊行／本体 860円（税込み 946円）

第４巻　グローバル時代のアメリカ 冷戦時代から21世紀
　古矢 旬 著／2020年8月20日刊行／本体 900円（税込み 990円）