新刊
これから出る本
〈黒人自由闘争〉のアメリカ史
公民権運動とブラック・パワーの相剋
アメリカ現代史の語りを書き換える野心作!
キング牧師に代表される公民権運動と、マルコムXに象徴されるブラック・パワー運動。非暴力/暴力の二分法のもと分別されてきた両者を「黒人自由闘争」という枠組みに統合し、1930年代から続く一つの歴史として描き直す。
本書に登場する団体・機関・機構とその略称
序 章 黒人自由闘争の歴史へ
一 「公民権運動の正史」の諸問題
二 「長い公民権運動論」と黒人自由闘争
三 本書の構成と目的
補遺 用語について
第一章 黒人自由闘争と公民権ユニオニズム
一 自動車産業と黒人労働者
二 戦時愛国主義と公民権ユニオニズムの誕生
第二章 学生非暴力調整委員会の誕生
一 シットインの衝撃
二 エラ・ベイカーと黒人自由闘争
三 「非暴力」の運動の実相
第三章 公民権運動の急進化と冷戦公民権
一 急進化する公民権運動
二 「アメリカのディレンマ」と冷戦公民権
第四章 ロバート・F・ウィリアムスの抵抗
一 公民権運動のオルタナティヴ
二 ロバート・F・ウィリアムスの来歴と武装自衛論
三 武装自衛論とラディカルたちの想像力
第五章 北部の黒人自由闘争とマルコムX
一 ニューヨークのアクティヴィズム
二 黒人ラディカルの世界とマルコムX
第六章 ストークリー・カーマイケルとブラック・パワーの興隆
一 カーマイケルの来歴
二 闘争最前線の非暴力直接行動
三 「われわれはブラック・パワーを要求する」
第七章 ブラック・パンサー党と黒人ラディカルたちのイマジネーション
一 カーマイケルの理論と実践
二 ブラック・パンサー党の登場
三 黒人ラディカル統一戦線の模索
終 章 灰燼のなかで――デトロイト黒人ラディカルの闘争
一 都市暴動/叛乱の遠近法
二 デトロイト黒人ラディカルと黒人自由闘争
三 リベラリズムと黒人ラディカリズム
エピローグ――二一世紀の黒人自由闘争へ
注
写真出典一覧
あとがき
序 章 黒人自由闘争の歴史へ
一 「公民権運動の正史」の諸問題
二 「長い公民権運動論」と黒人自由闘争
三 本書の構成と目的
補遺 用語について
第一章 黒人自由闘争と公民権ユニオニズム
一 自動車産業と黒人労働者
二 戦時愛国主義と公民権ユニオニズムの誕生
第二章 学生非暴力調整委員会の誕生
一 シットインの衝撃
二 エラ・ベイカーと黒人自由闘争
三 「非暴力」の運動の実相
第三章 公民権運動の急進化と冷戦公民権
一 急進化する公民権運動
二 「アメリカのディレンマ」と冷戦公民権
第四章 ロバート・F・ウィリアムスの抵抗
一 公民権運動のオルタナティヴ
二 ロバート・F・ウィリアムスの来歴と武装自衛論
三 武装自衛論とラディカルたちの想像力
第五章 北部の黒人自由闘争とマルコムX
一 ニューヨークのアクティヴィズム
二 黒人ラディカルの世界とマルコムX
第六章 ストークリー・カーマイケルとブラック・パワーの興隆
一 カーマイケルの来歴
二 闘争最前線の非暴力直接行動
三 「われわれはブラック・パワーを要求する」
第七章 ブラック・パンサー党と黒人ラディカルたちのイマジネーション
一 カーマイケルの理論と実践
二 ブラック・パンサー党の登場
三 黒人ラディカル統一戦線の模索
終 章 灰燼のなかで――デトロイト黒人ラディカルの闘争
一 都市暴動/叛乱の遠近法
二 デトロイト黒人ラディカルと黒人自由闘争
三 リベラリズムと黒人ラディカリズム
エピローグ――二一世紀の黒人自由闘争へ
注
写真出典一覧
あとがき
藤永康政(ふじなが・やすまさ)
日本女子大学文学部英文学科教授.東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了.山口大学人文学部准教授,ミシガン大学アフリカン&アフロアメリカン研究所客員研究員を経て,2018年から現職.専攻はアメリカ黒人の歴史,公民権運動/ブラックパワー運動.著書に『「ヘイト」の時代のアメリカ史』(共著,彩流社,2017年),『「いま」を考えるアメリカ史』(共編著,ミネルヴァ書房,2022年)ほか,訳書にマイク・マークシー『モハメド・アリとその時代』(未來社,2001年),バーバラ・ランスビー『ブラック・ライヴズ・マター運動誕生の歴史』(彩流社,2022年)ほか.
日本女子大学文学部英文学科教授.東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了.山口大学人文学部准教授,ミシガン大学アフリカン&アフロアメリカン研究所客員研究員を経て,2018年から現職.専攻はアメリカ黒人の歴史,公民権運動/ブラックパワー運動.著書に『「ヘイト」の時代のアメリカ史』(共著,彩流社,2017年),『「いま」を考えるアメリカ史』(共編著,ミネルヴァ書房,2022年)ほか,訳書にマイク・マークシー『モハメド・アリとその時代』(未來社,2001年),バーバラ・ランスビー『ブラック・ライヴズ・マター運動誕生の歴史』(彩流社,2022年)ほか.