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ミクシィ、競馬情報サイト「netkeiba.com」運営元を買収 モンスト苦戦でスポーツ事業強化
ミクシィが、競馬情報サイト「netkeiba.com」を運営するネットドリーマーズを買収。取得価額は非公開だが、同社の全株式を取得して完全子会社化する。「モンスターストライク」が苦戦する中、スポーツ事業を強化する狙い。
ミクシィは11月15日、競馬情報サイト「netkeiba.com」を運営するネットドリーマーズを買収すると発表した。同社の全株式を取得して完全子会社化する。取得価額は非公開。実行日は29日の予定。
ネットドリーマーズはnetkeiba.comの他、野球情報サイト「週刊ベースボールONLINE」(ベースボール・マガジン社と共同運営)や、競馬ゲームアプリ「チキチキダービー」「パスルダービー」を運営している。2019年3月期の売上高は29億2100万円、営業利益は6億5000万円、最終利益は4億5800万円。
ミクシィは現在、主力のスマートフォンゲーム「モンスターストライク」の収益性低下を受け、経営多角化の一環でスポーツ事業に注力している。ネットドリーマーズが持つスポーツメディアの運営ノウハウを活用し、同事業をさらに強化する狙い。スマホゲームのラインアップ拡充も図る。
ミクシィはサッカー・J1リーグのFC東京に出資している他、プロバスケットボール・Bリーグの千葉ジェッツ船橋の経営にも参加。2月には競輪車券のWeb投票サービス「チャリロト.com」を運営するチャリ・ロトを買収した。
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