同白書によると、2008年のテレビゲーム市場規模はハードが2606億円、ソフトが3252億円で、このほかに中古ソフトが1230億円となったとのこと。2007年は、それぞれ3466億円、3380億円、1241億円だったので、中古ソフトを除いた比較では85.6%、マイナス987億円の低調となりました。
この2008年のマイナスは、これまでの牽引役だったハード需要が一巡したことに寄ると同白書では分析。ソフト市場がハードの普及に見合った成長とならず、「新ハードが引っ張りソフトが受け継ぐ」という過去の循環が崩れたとしています。
市場の概況としては、ハードが昨年までのDS一強から、DSとPSPの併存時代に移り、小学生やカジュアルユーザに強いDSと中学生・高校生・20代のゲームファンに支持されるPSPが棲み分けた構造となりました。
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