電子情報通信学会では、学生（留学生も含む）から企業・大学の技術者、研究者が一堂に会して議論する場として、毎年、春と秋に学術講演会を開催しています。

　春（３月）に開催される学術講演会は総合大会と呼ばれ、基礎・境界、NOLTA、通信、エレクトロニクス、情報・システム、ヒューマンコミュニケーション5つのソサイエティと１つのグループによる合同大会で幅広い電子情報通信分野全般を取り扱っています。毎年4日間の開催で、講演件数は2,000件を超え、延べ10,000人近い参加者がいます。秋（９月）に開催される学術講演会はソサイエティ大会と呼ばれ、基礎・境界、NOLTA、通信、エレクトロニクスの4つのソサイエティによる合同大会です。毎年4日間の開催で、講演件数は1,000件を超え、延べ5,000人を上回る参加者がいます。

　総合大会及びソサイエティ大会には、一般から募集する公募セッション（一般・シンポジウム）の他、著名な研究者による特別講演や最先端のテーマを扱うシンポジウムといった企画セッションがあります。ジュニア＆学生ポスターセッションは、既にまとまっている研究ではなくアイデア段階・途中段階の研究も発表対象としていて、先輩研究者から様々なアドバイスをもらえる場として、学生に人気のイベントです。その他、企業の方と交流が持てるため、学生に人気の企業キャリア相談会、技術動向やサービス、最先端の製品紹介の場である企業展示等、多くの知的好奇心を刺激する場を提供しております。

　また、情報処理学会(IPSJ)と本会の情報・システムソサイエティ並びにヒューマンコミュニケーショングループと合同で「情報科学技術フォーラム（FIT : Forum on Information Technology）」を毎年8月下旬～9月上旬に開催しています。毎年3日間の開催で、講演件数約500件、延べ2,000人を超える参加者があります。FITでも、タイムリーな情報発信、活気ある議論・討論、多彩な企画、他分野研究者との交流などを実現し、学生も含め、活発な議論が行われています。

※ソサイエティとは、研究専門分野ごとにそれぞれ特徴ある独自の企画等で活発な学会活動を行う目的で設立された、「部門」のような組織です。
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