電子情報通信学会の概要
電子情報通信学会は、「電子工学および情報通信に関する学問、技術の調査、研究および知識の交換を行い、もって学問、技術および関連事業の振興に寄与する」(定款)ことを目指し、さまざまな活動を展開しています。国内外の教育・研究機関、企業に所属する研究者・技術者約23,000名を擁する学術団体です。会員の研究成果を内外に発表し、会員の研究上の便宜を図ることを目的に活動を行っています。 本会は、1911年当時の逓信省電気試験所に研究会が誕生し、その後、一般からも会員を募集して研究会を学会組織に改め、1917年5月1日に電信電話学会が創立されたことに始まります。以来、我が国の電子情報通信における基礎理論から応用開発まで幅広い領域の進展に先導的な立場で貢献をしてきました。2017年に創立100周年を迎え、本会が豊かな未来社会に向けて果敢に挑戦し、革新的技術及びイノベーションを継続的に創出する学会として飛躍することを目指し、以下を宣言しました。
- 広汎な知が交流する場を作り、新たな学術領域をひらく
- 社会課題の解決に貢献し、新たな社会のビジョンを作成する
- 技術倫理の向上に努め、社会に向けて発信する
本会の活動の拠点として、東京本部の他、地域毎の10支部と12の海外セクション、1995年に専門領域毎の活動を推進するためソサイエティ制に移行し、現在5ソサイエティと1グループがあります。具体的活動として、会誌により電子情報通信の情勢を会員にわかりやすく紹介しています。専門分野毎に英文論文誌7誌、和文論文誌4誌を刊行し、内外から投稿された研究成果を広く世界中に報告しています。毎年春と秋に大会を開催し、会員に研究発表、討論の場を提供し、5,000人を超える会員が参加します。83の研究専門委員会では、分野毎に研究成果の発表・討論を行っています。電子情報通信分野のあり方について社会への発信、国際会議開催等電子情報通信の進歩・発展に重要な役割を果たしています。社会・教育への連携活動も重要な役割と考え、社会人への教育講座の提供、小中高校生を対象に子供の科学教室の開催、第一人者による講演を一般の方へ向けウェビナーで配信等、電子情報通信に興味をもって頂くための活動を行っています。
電子情報通信学会の「理念」
電子情報通信学会
本会は,電子情報通信および関連する分野の国際学会として,学術の発展,産業の興隆並びに人材の育成を促進することにより,健全なコミュニケーション社会の形成と豊かな地球環境の維持向上に貢献します。