岩船修三の戦争画、函館護国神社で発見 アッツ島玉砕描く 現存する中で最大か

 戦後の道内画壇をリードした函館出身の画家岩船修三(1908~89年)が、戦時中に国民の戦意高揚のために描いた戦争画が函館護国神社に保管されていることがわかった。旧日本軍守備隊が全滅した1943年(昭和18年)のアッツ島の戦いを描いた作品で、縦約190センチ横約280センチと戦争画としては道内最大とみられる。専門家は「これほど大型の作品が戦後80年近くたって見つかることは珍しい。アッツ島玉砕に対する軍の思い入れの強さを示す重要な作品だ」と話している。
⇒<記者がたどる戦争>画家の暗部 80年後に光 報道センター 工藤俊悟(32)㊤
 見つかった作品は「山崎部隊アッツ島玉砕決意」で、全滅する直前の旧日本軍守備隊の様子を描いている。戦時中の新聞に、旭川の第七師団に献納されたことは紹介されているが、戦後は行方が分からなくなっていた。...
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<記者がたどる戦争>画家の暗部 80年後に光 報道センター・工藤俊悟(32)㊤
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