食品から衣料、雑貨までそろう総合スーパーで全国を席巻したイトーヨーカ堂の店舗が13日、北海道から姿を消した。閉店で空いた商圏では、旧ヨーカドーの好立地の後釜に座った新勢力が道内大手「3強」を追い上げる。食料高騰を受け、価格や品ぞろえへの消費者の視線が厳しさを増す中、進出各社は既存大手にはない売り場づくりで顧客の囲い込みを図っている。人口減もあって道内市場の成長は見通せない状況で、乱戦は続きそうだ。
「商品の陳列も新鮮で、明るいイメージになった。他の店より肉が特に安いので、まとめて買って冷凍して節約しています」。ヨーカドーを引き継いで昨秋開業して以降、にぎわいが続く札幌市北区のロピア屯田店。近くに住む主婦高橋彩香さん(31)はそう話す。...
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