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オスカー検査

オスカー検査とは

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オスカー検査は「NT(首のむくみ)」と「母体血清マーカー」の組み合わせにより、
染色体異常(21トリソミー・18トリソミー・13トリソミー)の可能性を調べます。

検査項目の違いで、オスカー検査と、オスカープラス検査があります。

*検出率はトリソミー21 の場合を指します

オスカー検査はの対象は?

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妊娠12週~13週で行う検査です。
他院で妊婦健診受けてる方も検査可能です。

35歳以上の方はより精密なNIPTをおすすめしております。

オスカー検査の方法

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オスカー検査は、精密超音波検査血液検査を行います。
FMF認定資格を保有しているスタッフが胎児の精密超音波検査を行います。

オスカー検査で行うNT測定は、熟練した医師でも非常に難しく、日本産婦人科学会のガイドラインでもイギリスに本部を置く Fetal Medicine Foundation(FMF)の認定資格を取得した医師による計測が推奨されています。

母体への負担が少ない検査ではありますが、あくまでもスクリーニング検査(染色体異常の確率を出す検査)のため、確定診断のためには羊水検査が必要になります。

NT(胎児の首のむくみ)の解釈について

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「NT肥厚=胎児異常」ではありません。
「NT肥厚なし=胎児の異常なし」ではありません。

出生前検査を受けたら、専門家から結果説明を受け、正しく検査結果を理解しましょう。

NTが肥厚している場合、染色体数的変化(21トリソミー、18トリソミー、13トリソミー)および何らの胎児疾患(心奇形、感染など)を合併している確率が、肥厚していない群に比べると若干高くなります。

また、21トリソミーでNTが肥厚している胎児は約7割程度で、3割はNT肥厚を認めません。

オスカー検査の結果について

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オスカー検査の結果は、確率で表記されます。
検査結果は、日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医・指導医がご説明いたします。

検査結果は21トリソミー・18トリソミー・13トリソミーそれぞれのに対して年齢のみの確率と本検査で補正した確率を各々”1:○○○○”という表記で報告いたします。

カットオフ値を基準にし、それより高い確率については「ハイリスク」結果となります。

例えば21トリソミー結果が1:100という結果が出た場合,1:250より高いため「ハイリスク」結果となりますが、あくまで同じ1:100という結果が出た人のうちの100人に1人が21トリソミーの胎児を妊娠している可能性があります、という意味となり、児が対象疾患である確率はカットオフ値より高いが、生まれる児が必ず対象疾患に罹患しているということではありません。

一方で、1: 1000であれば「ローリスク」結果となりますが、同じ1:1000という結果が出た人のうちの1000人に1人は21トリソミーの胎児を妊娠している可能性があります、という意味になります。

オスカー検査後について

検査の結果をみて、精度の高いNIPT(非確定的検査)、あるいは羊水検査(確定検査)にすすまれるか否かを決めていただきます。

 

確率に関する判断は個人の価値観によるところです。判断に迷われる場合は遺伝カウンセリングの受診をおすすめします。

オスカー検査の料金

※当クリニックの遺伝カウンセリングを受けたことがない場合、遺伝カウンセリング(別途:11,000円(税込))を受けていただきます。

※自費初診料が別途かかります。(6,600円)

オスカー検査の流れ
1. ご予約

オスカー検査をご希望の方は、インターネット予約かお電話にてご予約をお願いします。
出生前検査を希望される方には、遺伝カウンセリング(別途:11,000円(税込))を受けていただきます。

「オスカー検査」の滞在時間の目安は1.5時間です。

(初回、遺伝子カウンセリングを含む)

2. ご来院

まず遺伝カウンセリングを受けていただきます。
その後、希望される場合は、オスカー検査(エコー検査、採血)をおこないます。

3. 結果説明

1週間後に結果説明となります。

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