オリジナルシールの作り方
おすすめのサービスやテンプレートもご紹介
シールの作り方は大きく分けて「タック紙で作る」「印刷会社に依頼する」2通りの方法があります。本記事ではそれぞれの作り方とメリット・デメリットを解説。またシール素材の選び方を用途別にご紹介します。
シールの作り方は大きく分けて2つ
【 シールの作り方比較 】
シールの作り方は大きく分けて「タック紙での自作」と「印刷会社への発注」の2通りです。まずはそれぞれの特徴を以下にまとめます。
制作方法 | タック紙で自作する | 印刷会社に発注する |
---|---|---|
向いている用途 |
|
|
メリット |
|
|
デメリット |
|
|
端的には、少部数を手軽に作りたい場合は自作、本格的なシールをたくさん作るなら印刷会社への発注が適しています。次項から詳しい解説と手順をご紹介します。
【 タック紙で自作する:宛名シールや個人利用のステッカーなどに 】
市販のタック紙を使って自作する方法です。タック紙とは裏面に糊がついたシール用紙のことで、宛名シールや趣味のステッカーを作るのに適しています。メリットはいつでも気軽に作れることと、少部数なら安価である点です。宛名シールなら必要な時に都度印刷ができるので便利です。
〈 作り方 〉
市販のタック紙にプリンターで印刷を行う方法が一般的です。タック紙は100円ショップや家電量販店で購入することができます。
シールのデザインはパソコン上でMicrosoftのWordやExcel、またはタック紙の販売元サイトで提供しているデザインサービスを使って作成します。後者の場合はデザインテンプレートが利用できるのでおすすめです。
また、タック紙は形や素材も豊富で、予めデザインが施されているものもありますので、こうした用紙を活用すればデザインの幅が広がります。
デザインが完成したらプリンターにタック紙をセットして印刷します。家庭やオフィスにある大抵のプリンターであればタック紙の印刷に対応しています。印刷後は適宜カットを行えば完成です。
【 自作する際の注意点 】
手軽に作れるタック紙シールですが、デメリットとしては大部数の作成には不向きなことと、仕上がりのクオリティは後述の印刷会社に発注する場合に比べると低くなります。大部数や、商用目的の高品質なシールを作る場合は印刷会社に依頼することを検討しましょう。
コンビニのマルチコピー機でシールを作る
コンビニエンスストアのマルチコピー機でもシールの作成が可能です。こちらは主に趣味用のステッカーに向く方法です。タック紙の購入も不要で、サービスによっては専用のスマホアプリでシールのデザインとコピー機へのデータ送信までが可能です。
【 印刷会社に発注する:商用のシールやラベルなどに 】
印刷会社にデザインデータを送り、印刷を行ってもらう方法です。商用利用目的や大部数のシール作成に向いており、印刷のクオリティが高く、素材やサイズが豊富なのが長所です。
近年普及しているネット印刷ならWeb上で注文でき、料金も比較的安価なのでおすすめです。
ネット印刷でのシールの作り方
ここからは印刷会社へシールの作成を発注する方法を、当社のネット印刷での例を交えながら解説します。
用紙などの仕様を選ぶ
まずはシールの目的に応じた用紙を選びます。印刷会社では数多くの素材を選べるのが魅力の一つです。
〈 商品用ラベル 〉
シールとして需要の高い、商品のパッケージシールや表示ラベルの用途です。一般的には紙素材のスタンダードな用紙を選べば問題ありません。
当社の商品では同じデザインのシールを大量に印刷できる「シングルタイプシール」が適しており、用紙の種類では「アート紙」や「マットコート紙」、さらさらとした質感の「上質紙」が定番です。その他、「透明PET」や手作り感のある「クラフト紙」、和風なイメージの「金箔」「和紙 雲龍」など、デザインに応じて様々な素材があります。〈 駐輪シールなどの屋外用ステッカー 〉
駐輪ステッカーなど屋外に貼る表示用シールは、しっかりとした素材に耐水性や耐候性が求められます。ラミネート加工を施された素材であれば、表面保護と耐水効果が期待できるので最適です。
当社の商品では「フルカラーステッカー」が該当し、白色のスタンダードなタイプに加え、銀色や透明タイプの素材を取り扱っています。
また、夜間に光を反射し、交通安全・防犯グッズに便利な「再帰反射ステッカー」など、より目的に特化した素材のシールもあります。
なお、多くの素材で粘着力は強めとなっています。〈 グッズ用ステッカー 〉
キャラクターやロゴなど、グッズとしてのステッカーは、厚手でしっかりとした素材が好まれるため、屋外ステッカーと同じくラミネート加工のされた素材がよく使われます。また、ホログラムの入ったシールや、蛍光色のシールなど特徴的な素材を選ぶのも良いでしょう。
当社の商品では前述のフルカラーステッカーに加え、「プレミアムステッカー」や「蛍光ステッカー」があります。
デザインを作成する…テンプレートの利用がおすすめ
素材が決まったらデザインを作成します。シールのデザインは、基本的にAdobe IllustratorやPhotoshopのようなグラフィックアプリケーションを使用します。
一からデザインを行うのが難しい場合は、「デザインテンプレート」を利用する方法がおすすめです。写真やロゴ、文字を入れ替えるだけで本格的なデザインが完成します。
当社でもシール印刷のデザインテンプレートをご用意していますのでぜひご利用くださいませ。
デザインが完成したら印刷会社へデータ入稿を行います。データに問題がなければ印刷へ進行し、早ければ数日でシールが手元に届きます。
【 印刷会社に発注する際の注意点 】
印刷会社(ネット印刷)へ発注する際は、「完全データ」と呼ばれる、印刷する上で不備のないデータの入稿が基本です。印刷データの制作に慣れていないと想定より多くの時間がかかってしまうこともあります。印刷会社を選ぶ際には、入稿データの形式や自身で制作が可能かを確認しておきましょう。
なお、前述のように当社ではデータ制作用のデザインテンプレートを用意しているほか、形状の指定が不要な定型タイプの商品やカットパス制作代行など、データ作成を支援するメニューをご用意しています。印刷会社によってはこうしたサービスを展開しているのでぜひ活用しましょう。
【 グラフィックでの作成手順 】
最後に、当社でシールを作成する詳しい手順を改めてご紹介します。ここでは前述のスマプリ®デザインを使ってグッズ用ステッカーを作成する場合を例に解説します。
1スマプリ®デザインでテンプレートを選ぶ
ステッカーのデザインテンプレート一覧の中からお好きなテンプレートを選びます。
2デザインを作成する
編集画面にてデザインを作成します。今回はキャラクターのイラストをアップロードし、背景の調整と文字の追加を行いました。デザインが完成したらプレビューを確認し、問題なければ保存して商品選択へ進みます。
3商品と仕様を選ぶ
続いて商品を選択します。ステッカーの形状は使用したテンプレートと同じ形のものを選びましょう。ここでは「正円・楕円」を選びます。続いて用紙や加工、枚数を選び、カートに入れます。
4注文する
注文手続き画面へと進み、発送先や決済方法を選択して注文完了まで進みます。
5デザインを入稿する
注文完了画面にて入稿へ進む案内が出ますので、データ入稿へ進みます。
製作データ一覧から先ほど作成したデータを選択し入稿します。プレビュー画面で仕上がりイメージを確認できるので、問題がないか最終チェックを行いましょう。その後、「入稿を完了する」をクリックすると入稿は完了です。
6商品が手元に届く
入稿後、指定した納期で商品が発送され、完成品がお手元に届きます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。シールの作り方2パターンをそれぞれご紹介しました。宛名シールなど、都度手軽に作りたい場合はタックシールを、商業利用目的や高品質なシールを作りたい場合はネット印刷を活用するのがおすすめです。
当社のネット印刷サービスでは様々な用途・素材のシール・ステッカー商品をご用意しています。
また、デザイン制作に便利なテンプレートもご用意していますので、ネット印刷でのシール制作をご検討の場合は是非ご活用くださいませ。