コンセプト
フロンティアから「日常」へ
進化する国際協力
宇宙が特別な空間だった時代は終わり、
私たちの生活や経済の一部になろうとしています。
宇宙旅行、月面探査、次世代宇宙船など技術の進化と並行して、
宇宙空間を利用した数々のビジネスが成長。
宇宙空間は私たちにとって欠かせない存在になっています。
今年の日経バーチャル・グローバルフォーラム
「宇宙の未来」では
地球の軌道から月、火星、その先に広がる宇宙の可能性と
私たちの生活、経済、ビジネス、
社会にもたらす利益や影響を探るとともに、
国際協力のありかた、持続的な宇宙利用、政策対応など、
これからの課題を幅広い観点から議論します。
タイトルにある「国際協力」は、
各セッションの共通テーマとして位置づけ、
官民問わず国境を越えた協力が深まっている事例などを通じて、
国際協力の重要性を訴えたいと考えています。
プログラム・講師
※敬称・尊称略、順不同
月面探査が拓く未来
なぜ今再び月なのか
米国が主導し日本と欧州が協力する有人月探査「アルテミス計画」が始まり、25年以降に人類の月面着陸を目指しています。月を目指すのは政府ばかりではありません。月面での活動が現実味を帯びる中で、民間企業の活動も活発になっています。日本も例外ではありません。地球と月の間の物資輸送を検証する民間のプロジェクトが進むなど、民間による月面探査や月面ビジネスの広がりに期待が高まっています。このセッションではこうした状況を踏まえ、民間の月面プロジェクトの最前線や官民一体となった国際協力の展望、月面での居住がひらく可能性、ビジネスのすそ野を広げるための課題などを議論します。
火星探査の最前線
加速する日米協力
地球環境が限界に近づく中で、太陽系の惑星で地球に一番近い火星は人類の未来を拓く可能性のある存在としてより一層注目を集めています。各国は気候や地質、生命の存在を探る調査でしのぎを削り、探査機の輸送、周回軌道からの観測、地表からの物質の回収、地表近くでの探査、データの分析といった技術は日々進歩。その延長線上にある有人探査も現実味を帯びています。このセッションでは日米の第一人者を招き、目まぐるしく進化する火星探査技術の最前線を紹介するとともに、これから乗り越えるべき課題や国際協力のあり方について議論します。
動き出す日本の宇宙港
アジアのハブへの挑戦
人工衛星を載せるロケットを発射場や宇宙旅行の発着拠点になる「宇宙港」を日本国内に整備する動きが本格化しています。日本が目指すのはアジアの宇宙ハブ。この地域からの宇宙へのアクセスの利便性を生かしてアジア各国から宇宙関連ビジネスを引き寄せられれば、欧米に並ぶ宇宙産業の集積地を作り上げる大きなステップとなります。このセッションでは、日本の宇宙港整備の最前線を候補地の一つである大分県の事例を参考にしながら、日本が宇宙港を持つ意義、日本の宇宙港がアジアにもたらす果実、日本で宇宙港を実現するための取り組みや課題などを議論します。
宇宙を舞台に地球の課題解決~衛星データ活用の現在と未来
人工衛星を利用して地球上のデータを収集し、様々な社会課題を解決しようとする動きが広まっています。大量の高精度データを効率よく集め、用途に合わせて多面的に分析する技術革新は、地球環境や経済、社会の隠れた変化を可視化し、これまで衛星データとはかかわりのなかった産業への利用も拡大しています。このセッションでは衛星データ利用の最前線を探りながら、宇宙と地球の間で膨大なデータが行き交う未来を展望します。
持続的宇宙空間への挑戦
地球周辺の宇宙空間にあるロケットの残骸や使われなくなった人工衛星、これらの破片など多数の「宇宙ゴミ(スペースデブリ)」が宇宙開発を進めるうえで大きな問題になっています。10センチメートルより大きな宇宙ごみが少なくとも2万個程度あるとされ、衝突すれば人工衛星などを破壊する可能性も。今、世界では宇宙ごみを減らしたり、新たに発生させないようにしたりする取り組みが進んでいます。安全で持続性のある宇宙空間を実現するためには技術開発やルール作りなどで官民問わず国境を越えた協力が不可欠と言えます。このセッションでは宇宙ごみ除去をめぐる官民協力、国際協力の最前線、今後の課題を第一線の専門家に聞きます。
開催概要
- 開催日時:
- 2022年9月29日(木)
10時~17時5分(日本時間)*予定
- 開催方法:
- オンライン配信
※フォーラム後、アーカイブ配信も予定
- 聴講料:
- 無料(事前登録制)
- 主催:
- ゴールド協賛:
- シルバー協賛:
- 協力:
- NASA / JAXA / 国際宇宙航行連盟(IAF)
- オフィシャルメディア:
- 言語:
- 日本語、英語同時通訳
- 参加申し込み:
- ページ下部の視聴申込よりご登録ください。
*日本国外に居住の方はこちらの英語ページよりお申し込みください。
- 視聴申込:
- 申込締切:2022年9月28日(水)
視聴サイトURLは、開催までに事務局より電子メールでご案内いたします。
お申し込みいただいた方には、フォーラム開催後にアーカイブ配信もお知らせいたします。
視聴申込
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