TCLの最新テレビ「QM6K」は大画面&美映像なのにお手ごろ価格

  • author Sherri L Smith - Gizmodo US
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  • 高橋真紀
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TCLの最新テレビ「QM6K」は大画面&美映像なのにお手ごろ価格
Image: Charles Anthony Davis/ DreamSmith LLC

お値段以上かも、TCL。

中国発の大手家電メーカーTCLの最新液晶テレビ 「QM6K」は明るく鮮明。かつ、このクラスのテレビにしては価格も比較的お手ごろ。

50インチは749.99ドル(約11万8500円)、98インチの巨大モデルが3,499.99ドル(約55万3000円)と、他の競合メーカーと比較しても、手を伸ばしやすい価格帯になっています。

TCLは画面を含めすべてを自社で製造しているため、製造価格は競合企業よりもリーズナブルなんですね。

高級テレビ、これで十分なのでは?

国際展示会「CES 2025」でお目見えとなったQM6K。価格はもちろんのこと、目を見張るような色彩、深い黒など、優れたディテールを誇るテレビに仕上がっています。

ミニLED技術と量子ドットを活用したハイブリッド技術「QD-Mini LED」を搭載することで、画面の明るさは53%、光効率も10%向上しました。

この技術について簡単に説明すると、ミニLEDは通常の有機ELディスプレイのピクセルよりも小さいため、多くの発光ダイオードを組み込むことができ、全体的に明るい画面を実現できます。一方、量子ドットは鮮やかな色彩を生み出します。また、有機ELとは異なり、画像の焼き付きが発生する可能性はほぼないといえるでしょう。

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Image: Charles Anthony Davis/ DreamSmith LLC

さらにQM6Kは、ドルビービジョン、HDR10、HDR+など、複数のテクノロジーをサポートしています。標準解像度で視聴する場合、QM6Kにはアップスケーリングテクノロジーが搭載されており、最新テクノロジーに対応していない現行のハイビジョン放送、ブルーレイ、DVDなどの映像の解像度も向上させます。

オーディオは、ONKYOのスピーカーが内蔵されています。残念ながら、デモ中にテレビの音を聴く機会はありませんでしたが、ディスプレイのクオリティからして、サウンドも高性能が期待できますね。

QM6Kに搭載されていない唯一の機能は、新たに発表されたHDMI 2.2ポートです。このポートは帯域幅が拡大し、LIP(Latency Indication Protocol)によって映像と音声の遅延が短縮されます。ただし、これはまったく新しい技術であるため、多くのテレビがこの互換性を持つのはまだまだ先になるでしょう。