「レシートのデータ化に失敗しない板」で確定申告のスタートダッシュを切る

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    「レシートのデータ化に失敗しない板」で確定申告のスタートダッシュを切る
    「レシートスキャンボードPRO」。 撮影:松本和大

    TECH INSIDER 2024年12月13日掲載の記事より転載

    仕事の経費精算やプライベートの家計簿管理などでレシートをスキャンする際、レシートを持つ指が入ってしまったり影ができたりするなど、うまく撮れないことがある。

    DOCKET STORE(ドケットストア)が販売する「レシートスキャンボードPRO」は、そんな問題を解決してくれる商品だ。

    レシートスキャンボードPRO

    ・メーカー:DOCKET STORE

    ・発売時期:2023年12月

    ・直販価格:6600円(税込)

    クリップボードに似たシンプルな見た目

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    レシートスキャンボードPROはシンプルな見た目をしている。 撮影:松本和大

    レシートスキャンボードPROの大きさは約23.5×32cm。クリップボードのようなシンプルな見た目をしている。

    単4形のアルカリ乾電池×4本で動作し、駆動時間は約3カ月間。スタンド機能を備え、机の上などに立てて置ける。

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    単4形アルカリ乾電池×4本で動作する。 撮影:松本和大


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    レシートスキャンボードPROのスタンド部分。 撮影:松本和大

    黒いボード部分は、クリエイティブテクノロジーの静電吸着ボード「ESCLIP(エスクリップ)」。レシートなどを貼り付けるための静電気を発生させる。

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    低反射シートと静電吸着ボードを組み合わせた商品だ。 撮影:松本和大

    そして、静電吸着ボードの上に低反射シートをサイドバーで固定して使用する。

    レシートを固定する方法は2種類

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    レシートの固定によって、スキャンが効率化する。 撮影:松本和大

    レシートスキャンボードPROにレシートを固定する方法は2種類ある。

    まず、折り目のないきれいなレシートの場合、表面の低反射シートにそのまま貼り付けるだけだ。

    思った以上にぴたっとくっつくので、貼り付けた後にスキャンするという目的を忘れ、貼り付けては取る……ということを何度か繰り返してしまった。

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    きれいなレシートであれば低反射シートに貼り付けられる。一回貼ってから取るのも容易だ。 撮影:松本和大

    また、折れたり丸まったりしたレシートを伸ばして固定したい時は、低反射シートと静電吸着ボードで挟み込む形になる。

    手作業でレシートを伸ばすと意外と時間がかかるが、レシートスキャンボードPROであればそういった時間も短縮できる。

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    ポケットの中で丸まってしまったレシート。 撮影:松本和大


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    レシートを挟み込んで伸ばすこともできる。 撮影:松本和大

    複数のレシートを同時に貼り付けられるサイズなので、例えば経費精算などでレシートを1枚のデータにまとめたい場合も役立ちそうだ。

    書類やメモの固定もできる

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    書類も固定できる。 撮影:松本和大

    レシートスキャンボードPROで固定可能なのはレシートだけではない。

    書類を固定してスキャンでき、PCの横に置いて書類を見ながら作業するといった使い方もある。

    また、メモなどを固定してリビングに置けば、家族間で情報を共有するホワイトボードのような形で活用できる。アイデア次第で使い方が広がりそうだ。

    通常版とPRO版が存在する

    なお、今回レビューした「レシートスキャンボードPRO」は6600円(税込)で直販サイトで購入できる。

    一方、姉妹品の「レシートスキャンボード」であれば、アマゾンで2960円(税込)で販売されている(価格は2024年12月13日時点)。アマゾンなどで売られている通常版は静電気を発生させる機能はなく、レシートを貼り付ける使い方はできない。

    しかし、その分PRO版と比べて安価なので、気になった人は確認してみよう。

    撮影:松本和大