誰でもタダで使えて超便利でした。
忘れていたかもしれませんが、Microsoft Designerが昨年10月にローンチされ、最近ウェイティングリストへの登録なしで誰でも利用できるようになったばかり。
テキストプロンプトでデザインイメージを指示していくだけで、グラフィックデザインを作ってくれます。
「自分の教室に貼る新学期のポスター」や「新しい美容室を宣伝するためのインスタ投稿」などのテキストプロンプトを入力すれば、AIがそれっぽくデザインしてくれるという。短いプロンプトでもなかなかいい感じに仕上げてくれる印象です。
グラフィックデザインのスキルがなくても、AIにイメージを伝えながらデザインを組み立ててくれるので、SNSでシェアしたり印刷できるレベルまでできちゃう。すごい。
今回はそのMicrosoft Designerの利用手順について紹介します。日本語もOKですよ。
まずはテキストプロンプトを入れる
まずはMicrosoft Designerを開きます。アプリ等をダウンロードする必要はなくWEBのインターフェースで完結しますが、Microsoftアカウントでのサインインが必要です。
現在無料で利用できますが、将来的には高度な機能の一部はMicrosoft 365のサブスクリプションが必要になりそうです。
作業はシンプル。左のボックスにデザインの指示のテキストプロンプトを入れるだけ。
そしてデザインのアウトプットの用途(メール添付、Facebook広告、ポスターなど)を入力します。「Generate」をクリックすると、右側にAIが作成したさまざまなデザインが表示されます。
必要に応じて、プロンプトを調整してデザインの調整ができます。Microsoft Designerにデザインしてほしいスタイルや配色を指示したり、特定のオブジェクトを含めることもできます。また新商品のキャッチフレーズなど、AIに文章を書かせることも可能です。
使いたい画像がある場合は「Add image」をクリックし、ローカルから画像をアップロードできます。
また、Dall-Eイメージジェネレーターで、テキストプロンプトから画像を生成することもできます(つまりAIからAIに指示できる)。そして「Generate image」をクリックし、生成された画像が気に入れば、デザインの中に組み込むことができます。
デザインをカスタマイズする
デザインが仕上がったら、右側のパネルからデザインを選択し「Customize design」を選ぶと、デザインを微調整できる画面になります。
そこから例えば「Templates」をクリックすると、デザインのレイアウトを変更することができます。
Microsoft Designerが提案するアセットを確認する場合は「Visuals」を選択します。写真、図形、ビデオ、その他、まとめるもののテーマにマッチする要素が表示されます。
見出しやキャッチコピーを入れたい場合は、「Text」を使用し、「Brand kit」をクリップすると、フォントスタイルやカラースキームを提案してくれます。
右側の星が光っている「 Ideas」ボタンをクリックすると、デザインにどのような変えられるか、いくつか提案が表示されます。
上部には作業中の異なるデザインを切り替えたり、現在のデザインを保存したり、最近の変更を元に戻したりすることができます。デザインがおかしな感じになってきたとき、作業を元に戻したいときに便利ですよ。
個々のパーツをクリックすると、そのパーツだけ変更することができます(画像の切り抜きなど)。また、各レイヤーも変更できます。
Photoshopみたいに、AIを使って背景を拡大したり、オブジェクトを消去できる機能も近々登場予定です。
実際に試してみましたが、かなりわかりやすく使いやすかったです。グラフィックデザインができなくても、AIにイメージを伝えながらデザインを組み立ててくれるのはシンプルに便利です。