PayPay使えなくなった飲食店も増えてきているのよね...。
100億円還元キャンペーンなどで話題をフットーさせてきたPayPayですが、ビジネスとしての状況はめっちゃくっちゃ芳しくないようです。2020年3月期の決算データによれば、営業収益91億6000万円に対して営業損失は834億6000万円。最終損失856億600万円。ケタ、間違っていません。
前述した100億円還元キャンペーンのような、利益度外視の施策などが原因とのこと。そういえばつい最近も対象店舗・サービスで宝くじ的なペイペイジャンボを、また一部地域で30%還元のキャンペーンを開催していましたっけ。ユーザーからするとワクワクする施策。たしかに使いたくなってくるので、ありがたいんですけど。
PayPay、Yahoo! Japanの持株会社であるZホールディングスとしては、これからもPayPayブランド普及のためにユーザーの興味を惹くキャンペーンを繰り広げていくことでしょう。決算説明会資料によれば、2020年は金融サービスとの連携も手掛けていくそうですから。
しかしキャッシュレス・ポイント還元事業が終了、ジャパンネット銀行以外は都度決済時に振込手数料がかかるようになり、2021年9月30日以降は決済システム利用料も必要となります。外食大手がPayPayから離脱しているという話も。「PayPay(だけに限らないけど)やめました」という店舗が少しずつ観測できるようになっているんですよね、すでに。
ワイモバイルとの連携で還元率UPなど、Zホールディングスやソフトバンクグループのサービスやシステムの利用者を増やすための尖兵ともいえるPayPay。この先もお得に、安心して使えるなら使い続けたいけど...どーかなー。不安は残りますよね。
Source: Social Game Info, 経済産業省, PayPay (1, 2, 3), M&A Online
Reference: 官報ブログ