苦境を脱せるか、JDI。
現在経営の再建に取り組んでいる、日本のディスプレイメーカーことジャパンディスプレイ(以下、JDI)。なんと中国や香港の企業連合、さらにはApple(アップル)からの支援が報じられていますよ!
そもそもJDIとは、ソニーや東芝、日立製作所の液晶ディスプレイ事業を統合した会社。これまでAppleに液晶ディスプレイを供給するなど、実績を残しています。さらに、最近は有機ELディスプレイの生産に取り組むことも発表していました。一方で、中国・台湾企業連合からの出資が発表されるなど、その経営は厳しい状況が続いています。
今年8月には、中国・香港の企業連合から800億円の支援を受け入れることを発表します。これは中国投資会社のハーベストグループと、香港投資ファンドのオアシス・マネジメントによるもの。さらにハーベストが出資する600億円超のうち、1億ドル(約105億円)をAppleが負担する予定なのです。
著名アナリストのミンチー・クオ氏は、今年発表されるであろう次期Apple WatchにはJDI製の有機ELディスプレイが搭載されることを報告しています。次期Apple Watchといえば、セラミックモデルやチタンモデルの登場も噂されていますよね。
ディスプレイ事業はアジア圏に強力なライバルが多数存在する、厳しい業界。それでもJDIの強みを活かして、なんとか活路を開いてほしいものです。