私もPixel 3を買おうと思ってたんだけど、高すぎてやめたんだよね。
Google(グーグル)の親会社であるAlphabetの最高財務責任者であるRuth Porat氏が、4月29日に第一四半期の決済を発表しました。それによると、どうやらPixelシリーズの販売が苦戦しているみたい。
The Vergeによると、Porat氏は第一四半期決算におけるPixelの販売数が去年と比較して下回った原因は「ハイエンド・スマートフォン市場におけるプレッシャー」が原因だと考えているようです。
想像以上に高かった
2018年後半にPixel 3がデビューしたときはものすごく盛り上がりました。でも、800ドルと900ドルという値段を見てテンションが下がった人は少なくないのでは。市場としても、高級スマホはSamsung(サムスン)とApple(アップル)がすでに顧客を抱え込んでいるような状態でしたしね。私も、グーグルのスマホはiPhoneとカメラは同等かそれ以上のクオリティで安いと思い込んでいました。でも想像以上に高くてびっくり。結局、使い慣れているからという理由でiPhoneを新しくしました。
Windows Phoneと同じ道をたどる…?
ただ、グーグルのスマホが販売に苦戦しているからといって、それがグーグル全体の足を引っ張ることはないみたい(Google Home製品ラインは好調で、Home HubとHome Miniはベストセラーですしね)。The Vergeは、ハードウェアがグーグルの全体的な収益に影響を与えないだろうというアナリストの見解を紹介しています。そのアナリストは、PixelはマイクロソフトのWindows Phoneと同様の道をたどるだろうと考えているみたい。Windows Phoneは、ユーザー数が少なすぎてアプリ開発会社が集められなかったために、2017年10月に事実上の開発終了が決まり、2019年末をもってサポートも打ち切られることになった不人気スマホです。Windows Phoneは爆死でしたが、マイクロソフトが大打撃を受けたかと言ったら、そんなことはありません。そんな風に、Pixelも「そんな時代もあったね」といった具合になるのかも。
ただ、Pixel 3にはそんな道をたどって欲しくありません。だって、Pixel 3ってかなり良いスマホだと思いません? すごく立派なカメラ付いていますし。それに、Counterpoint Researchの最近の報告によると、グーグルは2018年の第四半期における米国のプレミアムスマホOEM市場3位なんです。LGを凌駕しているんですよね。ネックだった価格も変わります。グーグルは5月6日までPixelを200ドル引きで販売していますし、Verizon(米国の通信会社)を介したら他にも割引が得られます。
5月7日から9日に開催する開発者イベント「Google I/O」では廉価版の「Pixel 3a」と「Pixel 3a XL」が発表されると期待されています。カメラ以外はダウングレードされて値段が安くなるみたいなんですよね。おそらく多くの人が想像していた理想のグーグルスマホの誕生となるのではないでしょうか。発表が楽しみです。
Source: The Verge, 9to5Google