ハードへの認識がガラリと変わりそう。
最近のApple(アップル)はサブスクリプション指向だとお伝えしましたが、Xboxにもその波が来ている模様。Microsoftは「Xbox All Access」なる新サービスをブログで発表しました。
これは、新しいXboxのサブスクプラン。定額でXbox本体や各種サービスを利用することができます。月額22ドル(約2,500円)の「Xbox One Sプラン」と、35ドル(約3,900円)の「Xbox One Xプラン」があり、期間は24カ月。しかも、24カ月払い切った後はそのゲームハードが自分のものになるんです。
利用できるのはハードだけではなく、各種ソフト系のサービス「Xbox Live Gold」や「Xbox Game Pass」も利用可能。もちろん、料金は先ほどの22ドル/35ドルのコースにコミコミです。24カ月後も使い続けたい場合は、通常通りXbox Live Goldに年間60ドル(約6,700円)、Xbox Game Passに月額約10ドル(約1,100円)を払う必要がありますが、24カ月の間に使い続けるかどうかの所感はつかめるでしょう。
Xbox One Sファンにはもってこいのプラン
ここまでくると、サブスクというより携帯の割賦契約みたいですね。となると、一括で購入した時とどれくらい差額が出るのかという話。Xbox One S本体を299ドル(約3万3000円)とした場合、本体代+Live Gold+Game Passで約650ドル(約7万2000円)。Xbox All Accessで全部コミコミにした場合は22ドル(2,500円)×24カ月で528ドル(約5万9000円)。100ドル(1万1000円)以上もお得です。
が、Xbox One Xの場合は本体を499ドル(約5万5000円)にした場合の合計が859ドル(9万5500円)、Xbox All Accessの35ドル(3,900円)×24で840ドル(約9万3400円)と、そう大差ない計算に。
つまるところ、このサービスは手軽さを推したXbox One S層に響く内容なんですね。X狙いのコアユーザーはそもそもと言われれば納得できるものもあるし、普及させたい層を思えば「月22ドル(約2,400円)で100以上ものゲームができますよ」という推し方は、初期ハードルをぐっと下げるはずです。
このXbox All Accessはアメリカで始まったサービスですが、パスやプレミアムアカウントみたいなものではありません。ゲームハードそのものを月額にするという試みは斬新ですよね。いずれは買い替えの運命にあるゲームハードの割賦化って、同じく買い替えサイクルのある携帯電話にも似てるかも。据置きハードの在りようも変わってくる時代かぁ。
Source: Xbox Wire