さ〜て、今週のビックリドッキリメカは?
野に放たれた彼は、ソーラーパワーで半永久的に稼働します。そして希望を抱いて伸びてきた新芽をためらうこと無く刈り取る。
まさに冷徹なマシーンなのです!と、大げさに言ってみましたが、要するに草刈りロボットです。こちらはお掃除ロボットルンバの生みの親であるロボット工学者Joe Jonesが開発した、草刈りを自動化するロボット「Tertill」。現在、クラウドファンディングサイトのKickstarter(キックスターター)で資金を募っているプロダクトです。

Tertillは雑草に出くわすと、ピタッと立ち止まってザックリとカット。その後は進行を続けます。
どうやって切っちゃいけないものと、雑草を見分けているの?というと、意外とシンプル。背の高い植物は障害物として方向転換。Tertillがまたげるサイズの新芽の場合は、底部にあるカッターで切り取るといったしくみです。
つまり、苗を植えてある程度育ったところで、Tertillを放てば、以降は邪魔な雑草だけを駆除してくれるわけですね。防水仕様かつソーラーパネルでバッテリー駆動するため電源も不要と、野性味溢れる子ですが、Bluetooth接続によってスマホアプリから様子をうかがったり、コントロールすることもできますよ。
脱走しないように囲いを作って、Tertillを放り込んで定期的にスイッチオン。これだけで良いならば確かに楽ですね!
大規模農場にはちょっと荷が重いかもしれないけど、無農薬のオーガニック家庭菜園の良き友となってくれるかも? この自動草刈りロボット、Tertillを手に入れるための出資額は249ドルから。発送は2018年5月を予定しています。
正直、春からモッサリ雑草が生えるので、ウチの庭でこの子飼いたいです。
ソーラー発電なら餌も要らないし、ちゃんとお世話したり、可愛がれる気がしますよ。ついに庭でもルンバ(正確にはルンバじゃないけどね)を飼う時代。
・ルンバの登場よりはるか昔、日本にはレレレおじさん風お掃除ロボットがあったのダー!
Image: Kickstarter
Source: Kickstarter, YouTube
(小暮ひさのり)